なんだ、この社畜は。すばらしく社畜だ。


寝落ちで倒れる同僚、雪の中で螺旋階段を滑り落ちる上司、涼しい場所(地下)で一晩を過ごすマネージャー。

なんだこの世界、壮絶すぎる。
しかし、読んでいると笑いしか出ない。

いつの間にかこんな楽しい世界があるんだな(錯乱)という気分になってくる。

登場人物全てキャラが立っていて、そしてどこかおか……個性的だ。
悲壮感が漂うけれども、にやっとしてしまう。
なんだろう、とても笑えないけれど、間違いなく面白い。

淡島さんの語り口が悲惨な現実を、愉快な逸話に変えてみせる。


――ビルが爆発したり、マンホールが飛んだりするけど淡島さんは元気です。
そんな楽しいお話です。
いつの間にか入り込んでしまうことは保証します。

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