青春は迷走する。

男子高校生が「女の子になる」夢を諦めるために、女の子の好きそうな可愛らしいものを淡々と買い集めていく青春ストーリー。
自分には似合わない可愛らしいものをあえて購入することで、似合わない事実を再確認したいのか、それともただ女の子らしい可愛らしいものをコレクションしたいだけなのか。
拘りあって買い集めているように見えるのに、購入した物品そのものに興味はないらしくって、青春とはよく分からない。
この物語はそんな感じのよく分からない、衝動のような、多分爽やかなエンドを迎える。
「え、それでいいの?」と部外者はいいたくなるかもしれなけれど、そこはぐっと我慢。
青春は迷走してこその青春なのだ。

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