百魔剣物語——聖女と死神と欲望の魔剣——

作者 せてぃ

8

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★★★ Excellent!!!

題名が示す通り、これは剣を巡る物語である。
魔剣と呼ばれる百振りの存在を封じるために三人の若者が、剣を握る。
それぞれが握る剣の形も理由も異なるが、彼らの中には通じ合うものがあり、それが戦いの中で次第に繋がり合って行く。

三人のうちの一人、寒村で暮らしていたシホは、その力を見出されて剣を封じる巫女となった。
生まれ持った力は強いが素朴な村娘に過ぎない彼女。物語の序盤では周囲のめまぐるしい情勢や次々起こる問題に萎縮している様子すら伺えたが、その純粋なまでの優しさは彼女の内面の成長に伴って、それこそひと振りの剣のように強靭となる。
思い切りの良さとひたむきな言葉。実は誰よりも強いのではないかと思わせるには充分である。

百の魔剣を巡る戦いがどのように変化し、そして三人を成長させていくのか。
今後の展開が非常に楽しみである。

★★★ Excellent!!!

 第二章まで拝読してのレビューです。

 魔法の力で世界を統一した古の王国が、力の象徴として百振りの魔剣をつくりだした。
 やがて王国が滅んでも、魔剣は失われなかった。
 あるものは勇者の剣として、あるものは暴君の手元に渡り、伝説となった。

 その伝説をも忘れ去られようとしている今、三人の若者が出会った。
 流れの傭兵、神託により選ばれし聖女、聖女を守る騎士。
 それぞれに秘めたる過去、思いを抱きながら出会った彼らは、すさまじい力を持つ魔剣を封印するという目的のもとに戦う道を選ぶ。


 魔剣の力、そして魔剣を求める者達とのすさまじい戦いは、まだ始まったばかりです。
 登場人物達の心の動きと、息をのむ白熱した戦いが作品の魅力を引き立てています。
 これからどのような戦いが、物語が、紡がれていくかとても楽しみな作品です。

 個人的には苦労人の騎士、クラウスがこれからどのような苦労を、いや、戦いを勝ち抜いていくのかに注目しています。