魔剣をめぐる壮大な物語が始まる

 第二章まで拝読してのレビューです。

 魔法の力で世界を統一した古の王国が、力の象徴として百振りの魔剣をつくりだした。
 やがて王国が滅んでも、魔剣は失われなかった。
 あるものは勇者の剣として、あるものは暴君の手元に渡り、伝説となった。

 その伝説をも忘れ去られようとしている今、三人の若者が出会った。
 流れの傭兵、神託により選ばれし聖女、聖女を守る騎士。
 それぞれに秘めたる過去、思いを抱きながら出会った彼らは、すさまじい力を持つ魔剣を封印するという目的のもとに戦う道を選ぶ。


 魔剣の力、そして魔剣を求める者達とのすさまじい戦いは、まだ始まったばかりです。
 登場人物達の心の動きと、息をのむ白熱した戦いが作品の魅力を引き立てています。
 これからどのような戦いが、物語が、紡がれていくかとても楽しみな作品です。

 個人的には苦労人の騎士、クラウスがこれからどのような苦労を、いや、戦いを勝ち抜いていくのかに注目しています。

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