あゝ、こんなクトゥルフ神話もあるのだ。いつもながら海野さんの物語は救いがあり救いようがない。それでも存在する限り誰もが何かを求めて、前を向いて歩いている。
食べることをこよなく愛する物書き。 最近は似非詩人の肩書きが加わわりました。 好きな猫の毛色 キジトラ、サビ 書くのは詩、ホラー、奇譚、中心だが読むのは…
思春期特有の言葉にできない鬱屈感。描かれる舞台は、大自然ならではの奔放さと不自由さ、そして産毛すれすれを掠めるような柔らかな不気味さ。この二つが奇妙とも微妙とも絶妙ともつかぬ形で絡み合い、リ…続きを読む
どこにも居場所の無い感覚に苛まれる少年が、田舎の親戚の家で過ごす一夏の怪奇短編小説です。親戚は浮世離れした小説家、屋敷に泊まったその晩から、得体の知れぬ少女の声に呼ばれるようになり……よくない"…続きを読む
懐かしさすらある文体と妖しく秘められたホラー感に引き込まれる内容でした。青年の痛ましい吐露、溶けるように甘い呼び声と狂気に浸るモノ、最後に到る逸脱へ始まりの物語まずは友達から始めましょう。
カクヨムダークユニバースここに開幕! な一遍。とはいえそんな肩肘張ったものではなく、思春期らしく鬱屈した「普通の」少年が、異形のものと出逢うひと夏の物語です。思春期の、居場所なくさまよう少年の心…続きを読む
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