あゝ、こんなクトゥルフ神話もあるのだ。いつもながら海野さんの物語は救いがあり救いようがない。それでも存在する限り誰もが何かを求めて、前を向いて歩いている。
食べることをこよなく愛する物書き。 最近は似非詩人の肩書きが加わわりました。 好きな猫の毛色 キジトラ、サビ 書くのは詩、ホラー、奇譚、中心だが読むのは…
思春期特有の言葉にできない鬱屈感。描かれる舞台は、大自然ならではの奔放さと不自由さ、そして産毛すれすれを掠めるような柔らかな不気味さ。この二つが奇妙とも微妙とも絶妙ともつかぬ形で絡み合い、リ…続きを読む
退屈、虚しい、煩わしい、そんな日常はいらない。だから、目の前に未知の扉があったら覗いてみたくなる。あまつさえ、飛び込めるだけの好奇心が勝れば、我が身など如何とでもなれ!日常からの逸脱。非現実的日…続きを読む
上質なホラーは、読んでいると少し首筋のあたりが涼しくなる。それは作品を通じて、自分自身もまたこのほの暗い世界へと引きずり込まれようとしていると錯覚するからだ。いや、それは本当に錯覚なのか?そう…続きを読む
カクヨムダークユニバースここに開幕! な一遍。とはいえそんな肩肘張ったものではなく、思春期らしく鬱屈した「普通の」少年が、異形のものと出逢うひと夏の物語です。思春期の、居場所なくさまよう少年の心…続きを読む
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