懐かしさすらある文体と妖しく秘められたホラー感に引き込まれる内容でした。青年の痛ましい吐露、溶けるように甘い呼び声と狂気に浸るモノ、最後に到る逸脱へ始まりの物語まずは友達から始めましょう。
読み専、だったけど書き手始めました。 バトルモノや凝り固まった文章が大好きです。
どこにも居場所の無い感覚に苛まれる少年が、田舎の親戚の家で過ごす一夏の怪奇短編小説です。親戚は浮世離れした小説家、屋敷に泊まったその晩から、得体の知れぬ少女の声に呼ばれるようになり……よくない"…続きを読む
退屈、虚しい、煩わしい、そんな日常はいらない。だから、目の前に未知の扉があったら覗いてみたくなる。あまつさえ、飛び込めるだけの好奇心が勝れば、我が身など如何とでもなれ!日常からの逸脱。非現実的日…続きを読む
上質なホラーは、読んでいると少し首筋のあたりが涼しくなる。それは作品を通じて、自分自身もまたこのほの暗い世界へと引きずり込まれようとしていると錯覚するからだ。いや、それは本当に錯覚なのか?そう…続きを読む
カクヨムダークユニバースここに開幕! な一遍。とはいえそんな肩肘張ったものではなく、思春期らしく鬱屈した「普通の」少年が、異形のものと出逢うひと夏の物語です。思春期の、居場所なくさまよう少年の心…続きを読む
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