概要
アリスたちが哲学的な議論をする夢を見る話。
疲れた体で帰宅した「僕」はベットに倒れこんで深い眠りに落ちる。
目を覚ますとそこは子供のころに本で読んだような「アリスの狂ったお茶会」で。
お茶会の席で繰り広げられるのは知的な哲学か単なる狂った妄想か。
「アリス」になった「僕」の頭の中で交わされる一人相撲の与太話。
さあ、目が覚めるまでのひと時を狂った茶会で過ごしましょう?
目を覚ますとそこは子供のころに本で読んだような「アリスの狂ったお茶会」で。
お茶会の席で繰り広げられるのは知的な哲学か単なる狂った妄想か。
「アリス」になった「僕」の頭の中で交わされる一人相撲の与太話。
さあ、目が覚めるまでのひと時を狂った茶会で過ごしましょう?
TRPGの参考文献として古いリプレイやルールブックの購入に充てさせてもらいます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『考えること』を、考えるということ
デカルト曰く、『我考える、故に我あり』
しかし、科学が脳内の神秘を解き明かそうという現代においてさえ
「私が今思考している」という内的体験については、
唯物論的にシナプスが神経伝達物質ないし電気信号を受け渡す、と
考えるべきか、それとも魂だとか精神だとかが存在していて
自己の個としての唯一性を保証しているのか…と、
考えても答えのない問いが続いている。
この小説の形をした思考実験は、
こういった答えのない問いかけに対しての、与太話である。
夢見るアリスは、揺蕩うように眠りながら、
帽子屋やウサギやネムリネズミといった面々と話しながら
果てのない問いを続けていく。
狂ったお茶会は、結論を中…続きを読む