魔法使いじゃなくても使える魔法

魔法を使えない魔法使いのルカ君が家から出されることからお話が始まります。
そこから出会いを経て自分達の立場などで巻き込まれ、やがて大きな敵とも戦うことになるそんなお話です。

ここから僕個人の感性になりますが、ストーリーと言うより物語といった、こう水彩画で描いたような優しい世界が広がっている感じのお話でした。
その一方で敵に挑むシーンや飛行機を飛ばすシーンなんかはその人物達の心境、緊張感が伝わってきます。

私事になりますがキャッチコピーの「エナーシャ」ってなんだろ?ってとこから物語に入りました。
飛行機のエンジンを始動させる為にクランクなんかを差し込んで回してプロペラと直結させる機構のこと(合ってます?)なんですね。
先に調べたお陰で物語中にグッと入り込めました。

この物語は完結していますので、今からじっくりと終わりまで読むことが出来ます。この優しくもちょっと切なさも感じる物語を是非とも読んでいただきたいです。

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