概要
格闘家が見る異世界は真実なのか妄想なのか。目の中の蠅はカナタへと導く
格闘家高橋枢名は、「カナタ」へと続くマンホールを探す女楽香、仮面を被った呂井人と出会う。三人は「カナタ」では仲間で、こちらの世界「コナタ」に使命を帯びてやってきたという。
信じられないながらも、徐々に甦ってくる「カナタ」の記憶。それは、真実の記憶なのか、ダメージを受けた脳が見せる妄想なのか。そして、いまだ姿を見せない四人目の仲間は…。
信じられないながらも、徐々に甦ってくる「カナタ」の記憶。それは、真実の記憶なのか、ダメージを受けた脳が見せる妄想なのか。そして、いまだ姿を見せない四人目の仲間は…。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!格闘家は真実と妄想の狭間で戦う
総合格闘家として活躍中の高橋枢名は、ある日奇妙な夢を見る。それは異世界で自分がモンスターと戦う夢だった。
さらに前世で仲間だったという奇妙な男女と遭遇し、徐々に前世の記憶が鮮明に甦るように……
その一方で、自分の記憶とよく似た教義を主張する宗教団体の存在も知ってしまう。
そして枢名はその宗教団体を調査するうちに、一つの可能性に気付いてしまう。
自分が異世界の記憶だと思っている物は、試合でダメージを受けた脳が原因のただの妄想なのでは……?
どこまでが真実でどこまでが妄想なのかわからないまま進行するストーリーに魅了され、一気に最後まで読まされてしまう本作。
序盤から張られていた伏線が終盤で見…続きを読む