血沸き肉躍る SF MEETS WESTERN!

予想ですが、作者様の作品群の中でもSF娯楽活劇に大きく舵を切った大作です。
西部劇とSFの相性は意外といいものだと思ってましたが、ここまで楽しい化学反応が見られるとは思ってませんでした。

西部劇の持つちょっと泥臭くて素朴なヒューマンドラマ、クセの固まりのようなキャラクター達。
これらに骨太のSF設定が加わることで、血沸き肉躍る冒険物語となっております。

ちょっと突飛な設定でありながらも、作者ならではの読みやすさと語り口であっという間に引き込まれます。
主人公と共に旅に出て、個性的な仲間たちと出会い、ヒロインに恋して、世界の秘密に驚愕して、主人公の成長を共に追いかけて……そう、これはまさに一人の青年の旅の物語でもあるわけです。
出会いと別れ、成長と挫折、楽しくとも苦難続きの旅の物語なわけです。

この旅する時間のなんと楽しいこと!

読み終えた今はちょっと興奮気味ですが、少しだけ冷静におすすめポイントも。
まずは何と言ってもストーリー展開。次から次へと驚愕の展開が待っているので休んでる暇はありません。
それからキャラクターの個性、老若男女、まぁアクの強いキャラクターが勢ぞろいしています。もちろんヒロインが特にかわいいです。
そしてSFが混じる事で広がる物語の壮大さ、この世界の秘密にも驚かされました。
あとは主人公の成長ぶりと戦闘シーンの華麗さ。これがまた物語の華になっています。

とにかく全部ひっくるめて面白い物語です。

まぁいろいろ書きましたが、本文を読んだ方がずっと面白いです。
これだけは間違いありません。

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