パンプキンとカカオ

作者 Han Lu

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★★★ Excellent!!!

こなみかんですみませんが、とっっっても面白かった!

SFは独特の世界に入れないことが今までは多かったので、
若干構えてから読み始めました。
でも、最初のエピソードから一気に
この不思議な(そして素敵な)世界に入ることができて、
そこから最後まで走り抜けました。

どっぷり浸かって主人公たちと同じ目線で味わう
世界はスリリングそのもの。
そうさせてくれた描写力に感謝したいですし、
この作品に会えたことが嬉しかったです。

読み終えた今でもふわふわしています。
そんな不思議な感覚を読書として与えてくれて、
ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

カクヨムには珍しい、西部の荒野が舞台の物語。

しかし、ただの西部劇ではない。

西部劇のお約束を踏襲しつつ、そこにSFの要素を詰め込み、それが破綻なくひとつの物語として機能していることに、作者の力量の高さが伺えます。

敢えて言えば「24」に代表されるような、米ドラマのような、とにかく展開が早くて、次々起こる事件やイベントに釘付けになってしまいます。

疾走感のある軽快な文章に思わずのめり込んで、読む手が止まらなくなること必至です。

この物語を読む時は、どうぞ「眠れない夜」を覚悟しておいて下さい。

★★★ Excellent!!!

 少年の名はレン。レナード・マーシュ。
 様々な人々との出会いが少年を運命の旅路へといざなう。待ち受けるのは、夢か希望か世界の真実か。
 ここは『西部』。赤茶けた砂地に風の吹く、粋と銃弾が飛び交う未来の世界。

(『ガン×ソード』風ナレーションでお送りしました。だって、だって。何を書いてもネタバレになってしまう~。いいからみんな黙って読んでください。後悔はしないから!)

★★★ Excellent!!!

プロローグを開けばそこはまさに「西部劇」の世界。頭に鳴り響くはローハイドのテーマソング。
そう、舞台はまさしく牛を追い一千マイルを旅するカウボーイや賞金首を追うバウンティハンターが跋扈する、誰もが知っている『西部』劇のあの世界。そんな世界に生きる主人公レンに本来この世界で起こるはずのないとんでもない事件が襲いかかる!


というのが掴みの部分なんですがここから展開される物語がもう、どこに行くのか分からない要素満載で目が離せない。
敵かと思った人物が力強い味方だったり、西部劇とは思えない異能を持つキャラが現れたり、年齢不詳のツンデレ少女が現れたり、さらには対地攻撃衛星兵器まで登場する。

そう、この話は西部劇の形を借りた完璧なSF物語。そして異能集団の中で揉まれながら成長していく主人公レンの物語です。

作者様の描く人間味あふれる登場人物も暖かい文体も魅力的。
仕事終わりの疲れた時間に読むと、冒険心を刺激されてワクワクドキドキしながらも文章に癒されます。しかもあちこちに散りばめられてる西部劇のお約束アイテムにいちいち心をくすぐられます。

あとね、深夜に読むのは危険です。しょっちゅう出てくる食事の描写はあまりにも美味しそうで、こんな時間に食べちゃいかんという自制心が崩壊しますから。