父さん、会社を倒産させたんだ……

作者 叶 良辰

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★★★ Excellent!!!

タイトルからしてコメディ路線かと思いきや、社会に出現した恐怖の男の話でした。
いや、ホント、無能なのに、どうしてこうまでクラッシャーなのか。
ある意味ホラーですよ。残酷描写ありですよ。いやはや。
小規模なものから大規模に発展する、スケールの膨らみ方も実にお見事でした。

★★★ Excellent!!!

こんなに面白いお仕事小説ってなかなかないんじゃないかなと思います。
だってお仕事にならないんですもの。
ことごとく無にきせられるんですもの。
おそろしすぎて胃が痛くなってくるんですもの。

え?
なにを言ってんのかわかんないって?
とりあえず一章だけでもいいので読んでみてくださいな。
そうしたら意味がわかりますから。
そして最終章まで読みたくなりますから。

そして最終話であなたは叫ぶのです。
父さん、頼むから死んでくれ! とね。

★★★ Excellent!!!

このタイトルを見て、ジャンル『現代ドラマ』ってあるけどコメディよりの話なんだろうなと思っていました。
違います。ホラーです。これはホラーです。大事なことなので二度言いました。

たまたま就職した会社で出会った『父さん』。最初は理不尽なパワハラ上司と言う印象でしたが、それはすぐに無能なダメ社員に変わりました。ですが彼の本性はこんなものではありません。
重役でもない一社員が会社を潰すなんて、普通に考えればそんな事できるはずありません。ですがそれをやってのけるのが父さんです。しかもそれが魔法や超常的な力などではなく、極めて現実的なやり方だと言うのがよりその恐怖を引き立てます。下手な幽霊や妖怪よりもよっぽど怖いです。

会社に忍び寄る父さんの魔の手。今まで見てきたお話の中でも、トップクラスにヤバい奴でした。

★★★ Excellent!!!

 いや~ん、こんな人、入社させたらダメですよ~
 タイトルにある通り、この物語は父さんが会社を倒産させていくお話しです~
 経営してて、ではなくって、入社して早々に、なのですよ~
 そんなのあり得ない、と思いますよね? フィクションの中だけだと思いますよね?
 でも意外と身近にいます、こんな人。気付かれないようにしているのです。
 だから、この物語は会社で生き残るための、サバイバル教本になるかも知れません!
 でも、どんなに防備をしていても…… あれ? 変だな、足音が聞こえる……
 だ、誰? と、父さん! やめて~ カクヨムまで巻き込まないで~!

★★★ Excellent!!!

『父さん、会社を倒産させたんだ……』
このタイトルを聞いて、ブラックジョーク溢れるコメディを想像しましたか?自分はしました。ですが、実際は違います。


就職した会社で上司となった男がいた。父の面影を重ねた主人公は、心の中では彼の事を『父さん』と呼ぶようになります。だけどこの男、とんでもない奴だったのです。

ミスをしたら責任をなすりつける、部下の手柄は横取りする。最低な上司を絵に描いたような奴。こんなのの下では絶対に働きたくありません。
だけど、そんなのはまだ序の口でした。父さんを嫌う主人公ですが、彼はまるで悪霊のごとく付きまとってきて、多くの人を不幸にさせて。そして最後は……

なんだかホラーみたいな照会文になってしまいましたね。でも仕方が無いのです。実際ホラーといっても差し支えないのですから。
特に最後の一話は、恐怖しかありませんでした。

このレビューを読んだだけではよく分からないと言うそこのアナタ。一度読んでみて、父さんの恐怖に震えて下さい。

★★★ Excellent!!!

 会社を次々に倒産に追い込む男性に気に入られてしまった、青年の物語。青年はその男性に父の面影を見て、「お父さん」と呼ぶようになる。出会って一社目のことである。「お父さん」は前の会社が倒産して、主人公の青年と同じ職場で働くことになるのだが、雲行きはどんどん怪しくなってく。
 「お父さん」のせいで、主人公が勤めている会社は倒産してしまう。そして次の大手企業も、上場企業も、次々と「お父さん」は倒産させていく。その手腕はもはや呪いのレベルである。
 しかも「お父さん」の影響力は国境を越えて、他の国々にまで及び⁉ ここで何故主人公が、コロンビア大学の学生だったのかという事にも納得がいく。設定の時点で、全て伏線だったのだ。
 この小説がスマートニュースとのコラボコンテスト向けに書かれたことにも、驚愕する。朝一で会社員の日常を壊しにかかっているようなものではないか。「お父さん」も凄いが、この作品を書いた作者様も凄い(いろいろな意味で)。
 是非ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

父さん、倒産させちゃった、(๑>؂•̀๑)テヘペロ

……っていうノリで読み始めたのに、1話目からブッチギリの嫌われキャラの父さん。
こんな奴いたら、ソッコークビにするわ!

なのに、なのに、だ。
この振り切った極悪キャラにイライラさせられ、ブラバしたくなるにもかかわらずなぜか続きが気になる、何なんだヲイ!

しまいには父さんが何もしないと気になって仕方ない。
「ちょっと待てよおい、父さん、お前もっとできる子だろ?」
などと思っていたらとんでもないしっぺ返しを食らうのだ。

私の知る限り、カクヨム史上最凶最悪と言っていいキャラだろう。
そして父さんは今日も、今この時間も、どこかの会社……いや、ありとあらゆる組織を倒産させているに違いない。

★★★ Excellent!!!

読み終えてジャンルを確認。

『現代ドラマ』

…………。

嘘つけぇぇぇぇ! これ、最後ホラーやんっ!! 怖いっ!!

いや、最初は『お仕事』のお話だと思ったんです。商社のね。営業の。
へぇ、私とは畑違いだから面白そう。どんなお話なのかしら、と。

で。読み進めていくうちに、なんとなく思うわけです。
『半沢直樹』みたいな展開になるのかなぁ、と。
きっと、「父さん」が酷い目に遭うに違いない。いや、遭うべきだ。だって、こんな同僚いたら私なら抹殺を決意する。
そんな風に思っていたのに……。

なんてこった……。
最後は絶句します。
是非、読んでいただき、同じ感想を共有いたしましょう!

★★★ Excellent!!!

杉浦左京。
一見切れ者を想起させる名前をしている彼は、とんでもない人物だった――

責任を取らずに自分の利益のみを考えてくる人物、私の近くにもいました。働いている人ほど、あるある、と思ってこの登場人物に腹が立ってくると思います。
そして読み終わったとき、あなたは思うでしょう。

「あれ? これってジャンル何だっけ……? え? 現代ドラマ?」

読後感は様々な感情が入り混じって不思議な気持ちになります。
ぜひとも読んでみて、私と同じ気持ちを感じてほしいです

面白かったです

★★★ Excellent!!!

父さん、という言葉に秘められた「良いイメージ」は良いイメージで覆されます。
とにかくまあ、めっちゃ面白いです。他の方々が素晴らしいレビュー書いているので、わたしの個人的な感想を。
三話目あたりまでは「あ、こういう奴いるな」「迷惑かけられたよなー」と懐かしい気持ちさえありました。
でも、徐々にイライラしてきて、頼むこいつなんとかしてくれ!となるのです。主人公に感情移入し、はよなんとかして、と考えているわたしはまんまと作者の術中にハマってしまったのです。
さあ、そこからはもう物語の中。主人公と共に問題解決へ向けて……
最後。
最後です。もうね、下手なホラーなんか目じゃない。普通のホラーは笑いが漏れることもある。ははっ何それ、となっちゃう。
このお話はそうじゃない。反対なのです。
コメディなのにホラー。

最後の行まで読んだ時の、背筋のゾクッと感は久々です。
文章で表現できる最高のゾクッと感。
暑くなってきた今、読んでみてはいかがでしょうか!

★★★ Excellent!!!

「頑張る父さん」
「努力する父さん」
「それでも強く生きようとする父さん」

それらをイメージしつつ、開かせて頂いた扉の向こうにあったものとは――。

ぜーんぜんっ違いましたー!
それはとってもいい意味で違っていて、予想の斜め上、いやもうほとんど垂直に駆け上がるように加速する展開は本当に面白かったです!

この父さん、本当に強く強く、より強く生きておられます。
この、もの凄い人材から目が離せませんでした。
いったい何が凄いのか?
それを是非、ご自身で体感されてることをお勧めさせて頂きたいです。

ある意味、ホラーです。
そのホラーな感じがまたとても良い衝撃作です。


ありがとうございましたー!

★★★ Excellent!!!

とても面白いです。

父さんと聞いて、再起を誓う家族の物語ではございません。

どちらかというと父さんはリーサルウェポン!
とにかくキャラがすごいのです☆

どこまでも自分を正当化できるその立ち回り様はある意味参考になりますが、同僚や上司にいたらたまったもんじゃないな、と思います。

そして父さんは、タイトルどおり、順調に(?)会社を倒産させていくわけですが、最後の最後までその存在感を見せつけ、際立たせていきます。

文章は読みやすく、すらすら読めるところも魅力的!
是非ご一読下さい!

★★★ Excellent!!!

一度ターゲットになってしまうと彼から逃れる方法はない。逃げても、逃げてもどこまでも追いかけてきて、付きまとわれて、振り回されて、あなたの人生は……。

私、コメディを読んでいたはずなんだけど。作者様もあのコメディの名手の方なんだけど。

最後はとてつもない恐怖に突き落とされます。
本気で鳥肌立ちました (> <。)

★★★ Excellent!!!

いったい何故こんなことに……
目をつけられたらお終いです。
もう逃げられない。
笑っていられるのも最初のうちだけ。
だから。
彼に見つからないように、息を殺して隠れていてください。
くれぐれも、覗いてみようとか思わないように。
怖いもの見たさは身を滅ぼしますよ。
ほら。
扉の影から父さんが……

★★★ Excellent!!!

企業の営業について、未経験者の私にも解かり易く描かれた物語です。
読みやすい文章は勿論、人物の個性が読み手を引き付けるでしょう。

サクッと読めてしまいますが、奥の深さは相当なモノです。
私は企業営業の世界は全然知りませんが、恐ろしい世界だと思いました。

ドラマや映画で実写化すれば、世間を賑わす名作になる予感を感じます。

完成度の高い物語なので、読み応えバッチリでした。

どうぞ、怖いもの見たさに覗いてみて下さい。
あなたの知らない世界が待っているでしょう。

最後に……作者様に一言。
あなた様は天才ですか? どうやったら、こんな不気味な物語を紡げるのですか?!

★★★ Excellent!!!

コメディタッチで軽妙に読み進められるビジネスストーリー……
いいえ、これはホラーです。
この「父さん」ほど、恐ろしいキャラクターは滅多にいません。
ジェイソン?
貞子?
そんな甘いモンじゃ、ありません。
にこやかな笑顔で会社を次々と倒産させる父さん。
ワンマン中小企業だろうが、一部上場の商社だろうが、父さんの手にかかっては赤子の手をひねるがごとくに……
果たして、主人公はこの恐るべき怪物を倒すことができるのか?

三十話読み終わったとき、あなたの背筋は凍り付くことでしょう。

★★★ Excellent!!!

スマートニュースのコンテストでまさかホラーに出会うとは……!
しかも、幽霊が出てきたり次々と人が殺されたりという普通のホラーではありません。
殺されるのは人間ではなく「会社」なのです。

オカルト成分は一切なし、一人の人間の異常なまでの主人公への執着がホラーを生んでいます。
彼の名前は杉浦左京、主人公の中での呼び名は「父さん」。
父さんが主人公の新島君を執拗に追いかける理由はわかりません。
なぜ彼に大手企業を次々と追い詰める技量があるのかはわかりません。
けれど、ホラーですからそんなことはわからなくてもいいんです。
背景が見えなければ見えないほど、理不尽であればあるほど恐怖は増していくのですから。

特に最後の畳み掛けるような恐怖感と読後の後味はホラーの王道とも言える展開だと思います。
夏に先駆け、ひんやりした感覚を味わいたい方はぜひお手に取ってみてください。

★★★ Excellent!!!

サラリーマン謀神伝説。

振り返れば『杉浦左京』がいる……。

当初、そんな紹介文を書きましたが、そうじゃない!

これはガチのホラー作品だ……。

主人公を困らせるライバルというか、裏主人公と言うべきか『杉浦左京』という、どこかで聞いたことがあるようなキャラクターがでてきますが、ある意味で、その恐ろしさ・実力は本家を凌ぎます。ほのぼのと笑って読んでいる内に、どんどんと笑えなくなる状況がおそろしい……。

読み進めるうちに、ボクはサラリーマン版『ミザリー』ともいうべきホラー大作だと認識を新たにしました。

ぜひともラストは『杉浦左京』というモンスターを、火山の噴火口に誘い出してたたき落とすか、米軍の核で薙ぎ払って欲しいと思っています。それでも続編では平気で登場しそうな存在。それが『杉浦左京』です。

おそらくリーマンショックも、チャイナショックも、これから興るであろう数々のショックも、彼の仕業であろうと推察します。こうなると、もはや人類にとっての脅威でしかない。それほどまで言い切れる圧倒的脅威『杉浦左京』という存在を、本作を読んで感じて欲しい。

果たして、主人公『新島 譲』は、この脅威に立ち向かうことができるのか? それとも屈してしまうのか? 乞うご期待です!

★★★ Excellent!!!

○○ハラスメント。日本人が金持ちだったころには、あまり使われなかった言葉ですが、今では世間的に定着しました。セクハラ、パワハラ、モラハラの他にスメハラ、ブラハラ、カラハラなんてのもあるらしく、その種類は数十に及ぶとか。職場だけでなく学校やプライベートでも使われるそうで個人の権利と立場は随分と守られるようになりました。

もちろん、社員の言い分を全部聞いていると立ちゆかなくなるのが企業ってもんで……そのへんは難しいですね。最近は人を叱るのにも苦労する御時世となり、ちょっと熱心に指導するとパワハラだと言われる始末。でもねー、偉い人たちがやりたい放題やってた時代もあったわけで、そのころに比べりゃまともな社会になったのかもしれません。まァ、世の中全部が“脱ハラ”したわけではないのですが。

あ、ちなみにラーメン好きな私が理解できないのはヌーハラ(ヌードルハラスメント)なんですよ。いいじゃねぇか! 麺をすするとき音くらいするだろ! と言いたくなるのですが、耐えられない人には耐えられないらしく……豪快にかッこむから美味いんじゃないかなァ? え?駄目ッスか? 行儀悪いのかな俺? 



本作『父さん、会社を倒産させたんだ……』。父さん、とは戸籍上の父親ではないのですが、とある理由で主人公の譲くんから父さんと(陰で)呼ばれているお方。本名は杉浦左京……え? どっかで聞いたような名前だな、ですって? それね、たぶん気のせいじゃありませんよ。日本人なら誰でも知ってる国民的作品を上手にパロるのが作者、叶良辰さんの芸風ですもん。

父さんは権利の主張力と保身の技に長けた人物。でも英語は苦手(笑)。おそらく本編以前から会社クラッシャーだったみたい。それに振り回される譲くんの苦労と苦悩を描く本作はリアリティある取引、人間描写を基調として意外と(失礼!)シリアスに話が進みます。もはや不死身のモンスター… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

この作品はアメリカから来て、日本で就職をした優秀な主人公譲さんとその上司の左京さん(通称父さん)の話なのですが…。ページをめくる度に、とにかく主人公が骨折り損な小説と言ってもいいほど、譲さんがとにかく報われないのです!その原因は、まさかの上司父さん…!?

始めは笑いが止まらないくらい噛み合わない譲さんと父さんですが、第1章を読み終えれば、少しばかり父さんの本性ににわかに恐怖を覚えるのではないでしょうか。少なくとも私は読めば読むほどだんだん恐ろしくなってきました(笑)


ここまでとは言わずにも、もしかしたら現実にこのような上司がいるかもしれません。そんなとき、どうしたらいいか譲さんが教えてくれそうです!(笑)

色々書きたいことがありすぎてまとまりませんが、是非1ページ読んでみてください。読み始めたら絶対に止まりませんので!

★★★ Excellent!!!

家の事情で、コロンビア大学をやめて就職した主人公・新島譲。
就職先の会社で出会ったのは、誰かさんにそっくりな杉浦左京さんでした。
この左京さんはただ者ではないのです。
とにかく酷い。キレキレの酷さ。ぶっ飛んでおります。
譲が何かに成功しそうになると、左京さんが立ちはだかります。
実際にいたら、とんでもない疫病神。
小説だから安心して笑っていられます。
今後も左京さんのぶっ飛び具合が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

「父さん」というあだ名を付けられた杉浦左京は、主人公の新島譲の初めての上司。

譲が左京さんに出会ってしまったことが、すべての終わりの始まりだったのだろう。

仕事は無能、言動は超有能の左京さんが、全ての罪を他人(特に主人公)になすりつけつつ、次々と会社を倒産に追い込みます。

不屈の精神で父さんに対抗しようとする、主人公に感服。

左京さんに負けるな、譲くん!!

★★★ Excellent!!!

貴方の周りにもこんな人いませんか?

仕事は出来ないのに仕事が出来る雰囲気だけで突っ切る人――
残業の原因を作った本人が悠々としている人――
頭のおかしい人……。

社会にはいろんな人間がいます。
さも、自分の責任を部下のせいだ。会社のせいだ。コンプライアンスを盾に自分さえ良ければそれでいいと強気でいる者……などなど。これは小説ですが、現実にもこういった人ってのは必ず存在します。それをコミカルに描いたのが『父さん、会社倒産させたんだ……』になります。

主人公は社会人になったばかりの青年、譲。
彼に付きまとう父さんこと左京さん。

彼らの活躍が非常に楽しみな作品です。