飛鳥

作者 石燈 梓(Azurite)

過酷な嵐の中を掻い潜って飛ぶような、あなたの推しのエグい運命を見届けろ

  • ★★★ Excellent!!!

中央アジア風の緻密で奥行きある世界観を舞台に、厳しい運命に翻弄される者たちの姿を描く、壮大な大河ファンタジーです。
第5部現在で総文字数が90万字を突破している超大作ですが、読み始めるとあっという間に物語世界へと誘われ、長さが全く気にならなくなります。むしろ、まだ続きがあるということが嬉しい。

物語のスケールに比例するように、たくさんの登場人物が出てきます。
血の通った、個性豊かで魅力的なキャラクターたち。きっとあなたにも推しが見つかるはず。
しかしご注意ください。どの人物も過たず、凄まじく重いものを背負って生きています。
過酷です。ひたすら過酷です。胸が潰れそうになります。
だがそれがいい。

私の最推しはトグルです。次いで隼。
二人のことについて話し始めると真顔で早口で軽く小一時間くらいは止まらなくなりそうなので、ここでは控えておきます。

作者さまの豊富な知識によって紡がれる文化や風習などの描写や、綺麗事など一切存在しない戦の場面など、見どころたっぷりで非常に読み応えがあります。
壮絶な運命の中にある、人の愛と情と絆。
その歴史の荒波を、自分の推しがどう生き抜いていくのか、私と一緒に見届けましょう!

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

長く果てしない物語の壮大さに魅了され、人間の強さに心打たれた。

かつてのアジア諸国の興亡史と、そこに息づく神話と因習に、微量のSF感を織り交ぜて紡がれた、重厚なファンタジーだ。騎馬民族を思わせる純… 続きを読む

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