本当の宝物って何だろう?このまま児童書にしてほしいお話です。
- ★★★ Excellent!!!
赤く光る不思議な石——妖精の角を拾った小学生のジュリは、その角を探しにきたチロに対して、ある要求をします。
「一万トンの金を出してくれたら、角を返してあげる」と。
ただの石ころを簡単に金や宝石に変えてしまうチロですが、ジュリは一万トン分の石を集めることができるのでしょうか?
心あたたまる優しい物語でした。
石集めを口実に、一緒にいろんな遊びをして仲良くなっていく二人が、とても可愛らしかったです。
最後の展開はじわっと心に沁みて、涙が滲みました。
このまま児童書にしてほしいお話です。
もちろん大人にもおすすめです!