このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(824文字)
赤く光る不思議な石——妖精の角を拾った小学生のジュリは、その角を探しにきたチロに対して、ある要求をします。「一万トンの金を出してくれたら、角を返してあげる」と。ただの石ころを簡単に金や宝石に変えてしまうチロですが、ジュリは一万トン分の石を集めることができるのでしょうか?心あたたまる優しい物語でした。石集めを口実に、一緒にいろんな遊びをして仲良くなっていく二人が、とても可愛らしかったです。最後の展開はじわっと心に沁みて、涙が滲みました。このまま児童書にしてほしいお話です。もちろん大人にもおすすめです!
もっと見る