彼は身勝手だなって


最初に読んで彼「和佐」に思った感情は「なんだこいつ」でした。そこからまた読み進めても「なんなんだこいつ」というなんとも許容しづらい感情は深くなりました。大半の読者さんは一気に読み進めるのでしょうが、僕は整理できない感情にスマホを置いてしばらく時間が経ってから続きを読みました。カクヨム作品で頭を抱えて溜め息出たのは初めてかも知れません。
リアルなんですよね恋愛が。実際にいそうなんですよ彼。もしかしたら個々の恋愛経験の差で思いは変わるかも知れないけど彼と交わるセックスがなんだか心を傷つけるレイプのようだと感じてしまいました。
最後まで読みきっても身勝手な和佐になんともいえないモヤッとした怒りを覚えたままの僕はまだ恋愛にも人生にも経験が足りないのかなと思います。
ここまで感情的にさせてくれた「炭酸水と犬」は凄い作品です。読ませてもらえてよかった。

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