死の先の冷め切った熱の物語

日常、生きている証に使われる体温。
主人公に取ってそれはあまりにも淡々と冷たい。
作中後半に主人公が帯びる、ある熱だけがやけに温かく生命感を伴って読むものに問いかけて来る。
あなたは生きているか?
あなたは幸せか?
主人公の迎える結末にどこかほっとする自分に気付いた時、あなたはきっとその胸の温かさで誰かに少しだけ優しくなれる。

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