主人公の女の子の死んでからの展開にはらはらした。死んでから最後に出会った男性とはどうなるのだろうかとどきどきした。
読み専
この文章を読んで、一度死にました。とても痛かったし辛かった。でも本当はちゃんと生きてる。文章ってすごい。
日常、生きている証に使われる体温。主人公に取ってそれはあまりにも淡々と冷たい。作中後半に主人公が帯びる、ある熱だけがやけに温かく生命感を伴って読むものに問いかけて来る。あなたは生きているか?…続きを読む
作中にも描かれていますが、自身が酷い状況にあるにも関わらず、目に見えるものに注意が向いてしまう事があるのでしょう。そうすることで自身の状態から目をそらすことが出来るのかもしれません。意識が消…続きを読む
この小説は短編である。2万字というほどほどの長さ、技巧派の書き手という認識から、読み手はひたすらに駆け抜ける物語がどこで転倒、反転、挽回するか機を待つが、疾走はやまずそのガワをばりばりと剥ぎ落と…続きを読む
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