どこまでも静寂な世界で

この小説の世界に救いはない。では主人公には救いはないのか。

救われるとか、生きるとか、そういうのどうやったらできるのか。そんなことを思いながら読みました。この小説には救いのない世界で人が救われることはありうるのか、ということが描かれていると思います。静かな文体で、実はとんでもなく静かじゃないことが描かれていました。こういうのも好きだな。

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