災害の裏で奔走する『人』たちの真実の物語です!!

ノンフィクションをベースに、微笑みの国タイへと赴任した日本人を主人公としたドラマです。

舞台となるのは、ニュースでも報じられたタイの大洪水による大災害の真っ只中になります。

ニュースでは決して語られない、災害の真っ只中に立った人たちが、何を思い、悩み、足掻き、そして戦い続けたのかを、リアルな視点から描かれています。

作品の特徴としましては、ノンフィクションをリアルタイムで物語にしてあるがゆえに、『答え』がないということです。

次から次に襲いかかる難題を、クリアするために判断と決断を下さなければならない。しかも主人公は現地法人の社長であるため、自分以外には決断を下す人はいないという状況での決断となりますので、その苦悩にはまさに息を飲まされます。

数々の試練と困難を通じて、人々が復興に向けて立ち向かう姿は、感動はもちろんですが、それ以上に大切な何かを 考えさせられるものがありました。

こう書きますと、重苦しい雰囲気で敬遠されがちになりますが、その点は問題ありません。緩急の効いたストーリー仕立てですので、安心して読むことができます。

戦うおっさんがテーマですが、テーマに縛られることなく、幅広い年代の方に一度は読んでいただき、自分なりに考えてもらいたい傑作です!!

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