触るな危険の感情が、一気に押し寄せてくる作品です!

他の作家さまからの紹介で読み始めましたが、これはヤバい部類の作品になります。

なにがヤバいのかは、はっきり言って読み手によりますが、誰しもが夢を前にして諦めたことはあると思いますが、その諦めた時のことを強制的に向き合わせにくるということです。

これは、ある種のトラウマを引き出すものであり、ある意味敬遠されかねないものであります。

しかしながら、こちらの作品では、そうしたマイナス部分も含めた上で、「ごちゃごちゃ言わずに読め」と迫ってくる勢いがあります。

この勢いが、久しく忘れていたカタルシスを呼び起こしてくれます。私はこの感動を「撃ち抜かれた!」と表現しました。

あえて内容には触れませんが、最初の一行目からラストまでほとばしる言葉にはならないエネルギーの塊を、ぜひ皆さまも感じてみてください。

社会人ならきっと一度は経験したことがあると思うだけに、ラストのヒロインの選択には胸熱になること必至です!

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