人の優しさに触れ、 想像力を掻き立てられる、 鮮やかな物語です。

琥珀の目に映る景色、色彩。

広がる、鮮やかな描写に、惹き付けられます。

現れた紅いフクロウ。


心惹かれ、躍る冒険の気配に、
読んでいる自分も、フクロウを追い掛けたくなります。

明るい世界観と、出会う人々。

開かれてゆくファンタジックな世界が、
輝いて見えます。

琥珀の出会う景色は、
海外を旅する時のように、
わくわくします。

僅かな不安と、助けてくれる人たち。

迷い込んでしまった同じ人間の空。

少し、帰るのが惜しいと思えるくらいの、
鮮やかな景色が広がっていました。


表現される、不思議な能力。

色を操る力。
童話や絵本のように、
子供心を思い出す、
見て見たかった不思議な出来事が描かれています。

紅月の存在に、龍との交流、
七両の描く色彩に。

色、独特の力。

その能力に惹かれて行きます。

ファンタジックでありながら、
世界観は緻密で、人々の暮らしがあります。
色彩を分ける方法も、興味深いです。

自分にも色があるかもしれない。
拝読していると、そう思えて来ます。


もう一人の人間、空が抱えていた問題。

そして、珊瑚の生い立ちに、
人間との繋がり。
確執。
紫紺との想い。
絡み合う感情も複雑で、胸に迫ります。

成長してゆく珊瑚の様子に
心が温かくなりました。

七両の過去。

好きなように描くことは、
どういうことか、考えさせられました。

優しさはきっと、
痛みを知っているからかもしれません。

願いが叶う瞬間、
心震えました。

人の優しさに触れ、
想像力を掻き立てられる、
鮮やかな物語です。

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