ありえない犯罪を犯した囚人たちの「あるはずのない」記録という体裁で描かれる短編集。ある種のマジックリアリズム小説を思わせる想像の飛翔に凄みがある。一読を。
イギリスに住んでいます。 短編『ヤムシラの林檎』と『砂糖はいかが。』は、やや系統が似ていて、食べ物から見るイギリス史。 『お片づけの依頼はエルムバンクま…
(▼2017年当時のレビュー)私がそのツイートを見かけたのは幸運な偶然だった。互いをフォローしあったばかりの、どんな作品を書く方なのかもまだ知らない作者が、何気なく「こんな作品を思いついた」と呟い…続きを読む
ゲームの動画などで閲覧した程度なので、SCPには詳しくないですが、興味はとてもあります。こちらも読んでみましたが、囚人達の能力、他愛もない話に宿る彼らの思惑などから色々推測出来て、とても楽しめまし…続きを読む
1話につき1人、十人十色の特徴を持つ奇怪な囚人が登場する掌編集。SCPを意識されているということで、確かに似たような中毒性を感じます。現実には、おそらくは有り得ない、しかし、世の中のどこかではこ…続きを読む
文章といい、世界観といいとても引き込まれます。カウンセラーの「ぼく」自身が、様々な囚人たちと交流し、彼らの思いや過去を知っていきます。しかしながら、「ぼく」自身もどこか不思議な空気を漂わせてい…続きを読む
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