SCP風の、異質でどこか不安になる手記。

文章といい、世界観といいとても引き込まれます。
カウンセラーの「ぼく」自身が、様々な囚人たちと交流し、
彼らの思いや過去を知っていきます。
しかしながら、「ぼく」自身もどこか不思議な空気を漂わせているのです。
つかみどころがなく、異様で異質(もちろん良い意味で)な、
理由のわからない不気味さや不安感をそそられるとても面白い作品です。

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