それは塩辛い、毒

母の作るおにぎりが不味い。
苦味で紛らわせたら、とある記憶が蘇った。

短いながらもぎっしりと詰まった本作。文章が巧みなだけでなく、きちんとテーマがあり、心に訴えかけるものがあります。読後はとても重く、ガツンとした衝撃が。喉もヒリヒリしてくる。
というのも、とにかく冒頭から塩辛い。
そして物語を追うごとに、じわじわと侵食していくような怖さがあり、人間の毒々しさが描かれていました。

その「正体」とは。
是非、読んで確かめてください。

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