概要
不味い母のおにぎりを食べる度に思い出す。
高校三年の頃、どうして私は彼女を苛めていたのだろうか。
塩辛いおにぎりと、感情の正体を突き止める何でもないお話。
塩辛いおにぎりと、感情の正体を突き止める何でもないお話。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!完全にヤンデレじゃないですかー(白目)
昔いじめをやってた子が、懺悔する話かと思ったら、なんかとんでもない話だった件(褒め言葉)。これには、いい意味で期待を裏切られました。
彼女は、完全にヤンデレですねえ。自分の知力の限りを尽くして、美しいと思った対象を壊していくところとか、いじめのターゲットが、今なお自らの呪縛に囚われているのを知って満足するところとか。彼女がそうなるに至った背景がしっかり書かれているのもいいですね。
母親の作った塩だらけのおにぎりをコーヒーで流し込むその姿には、狂気だけでなく、艶めかしさも感じてしまった。とにかく、ヤンデレ好きのワイには、最高なお話でした。