本日は、午後休取って幻獣狩り!

作者 深海 映

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★★★ Excellent!!!

猟幽会に所属する西野が、幻獣の日帰り討伐に出掛けるのは、
近くの田んぼだったり漁港だったり・・・
なぜなら、三十年前から謎のモンスターが現れ始めたから。
秋田の片田舎を舞台に繰り広げられる、モンスター討伐ほのぼのファンタジー。
青く澄んだ空や海に、ゴブリンやクラーケンが違和感なく溶け込む世界観は必見です。

★★★ Excellent!!!

自然豊かな景色を求めて、田舎に日帰り旅行。日常を忘れさせてくれる一時は、ある意味異世界に行くことと同じくらいファンタジーだったかもしれません。

しかし、この幻獣狩りは、そんなインスタ映えするような綺麗なファンタジーではなく、人間味あふれる泥臭いファンタジーでした。

ドラゴン、食べてみたいです。

★★★ Excellent!!!

秋田県の田舎ネタをファンタジーに当てはめた、ゆるーい物語。

「グンマー」が一時期流行ったけど、それはもう古いっ!!
これからは――「アキター」の時代っ!!!!

「猟幽会」、「井中野信用金庫土田舎支店(いなかのしんようきんこどいなかしてん)」など、くすりと笑える名称が、ゆるい物語にとてもマッチしています。

「いなしん」に務める主人公は、田舎のじっちゃんばっちゃん(セーラー服の女の子もいる)に囲まれながら、時折現れる幻獣たちを狩るハンターとしも活動している。一話一話にモンスターが現れ、田舎ならでは独特な方法で退治していくのが見所です。都会ものからすれば斬新で目新しくすら映ります。除草剤、地引網……なにそれ?って感じです。

そんなゆるーい日帰り幻獣退治を、ぜひどうぞ!
せんべいに、あつーいお茶でも飲みながら読むと良いかもしれません。

★★ Very Good!!

日常の一風景となってしまったモンスター(幻獣)を、田舎の人々がえっちらおっちら、害獣駆除感覚で討伐していくお話です。

主人公の使う竹やりが非常に特徴的なのですが、そこに因縁みたいなものがあれば、満天3☆を投げていたと思います。
それでも、この文字数の中で、大変な努力がうかがえる作品です。

★★★ Excellent!!!

 幻獣跋扈する非日常が襲い来る世界にて、猟幽会なる日常を描いた物語。やだ・・・・・・秋田怖い・・・・・・ボク、岩手で良かった(?)

 田舎の牧歌的雰囲気にモンスターが違和感なく落とし込まれており、またそこに生きる人々の営みや対抗手段が現実的なマッチングを生んでいる。

 佳境、異世界の何たるかを思い知らされた気分になった。

 人は、何故に異世界に憧れるのか。
 そこには、望み描いた居場所、真実とはいえない本来の自分、到底得られぬ夢を追い求めるからか。

 果たして、突き付けられた現実に対し、何を望み、どう生きるか。
 世界を異にするのか、或いは、己を変えるのか。

 たとえ、その世界がどこであろうとも、『自分』であることの大切さを教えられたような気分である。

 ・・・・・・と、いうことで、よぅし、異世界イクゾー!

★★★ Excellent!!!

秋田県の土田舎村を襲うモンスター、対するは信金勤めの主人公。
日常だったはずの退治活動は、彼の武器=竹やりが形を変え始めたことで大きく動き出す……。

「猟友会」をネタの機軸に、田舎設定が上手に活かされていて笑いを誘います。訛りも、身の回りのもので退治しようとする姿勢も、臆さずに食すシーンも、「ああ、地元の栃木を思い出す……」というシーンが幾つもありました。

ちなみに一番ツボにはまったのは、井中野信用金庫=いなしん、のネーミングでした。
さくっと読んでクスッと笑いましょう!

★★★ Excellent!!!

ファンタジーというフワフワとした空気感を泥臭さで彩った異色の作品です。
モンスター退治の手法は、まさに泥臭く笑えます。
それだけではなく、地名のネーミングセンスや、ちょっとしたオチもニヤリとさせてくれます。
人間関係に関しても、これからを感じさせてくれる作品ですよ!

★★★ Excellent!!!

秋田県土田舎村に襲来する幻獣たち。
奴らを殲滅せんと立ち上がるのは、「猟幽会」?!

信用金庫に勤める傍ら幻獣ハンターとして活躍する西野は、竹槍を手に幻獣に果敢に立ち向かう!しかしある日、その竹槍が立派な勇者の剣に様変わりして......

幻獣を倒すうちに、次第に見えて来た魔術師の影。こいつが、すべての現況なのか?!

土田舎村、井中野信用金庫などのネーミングセンスが抜群!田舎っぺでも幻獣殺っちめえぞ!
笑いとアイデア溢れるファンタジー短編!

★★★ Excellent!!!

秋田県に住む30代社会人・西野は、猟幽会メンバー。
上司に嫌な顔をされつつも、有休をとって、幻獣狩りに赴く。

異世界のほうが、こっちに出張ってきているため。
現代日本ならではの道具を駆使して倒すアイディアが面白い!
舞台柄、読んでいて何となくほのぼのしてしまいますが。
結構、敵が強いのです。決して、楽に倒せる相手ではない。
仕事と猟幽会の両立は大変で、下手すると命の危険もある。
それでも、それぞれの能力でできることをして頑張る西野たちは、カッコ良かったです。

Good!

襲い来る幻獣をバッタバッタとハントする、爽快なストーリー。

狩りの手口の手慣れさ具合が心地よく、次々と強敵をなぎ倒す姿は王道の楽しさ。

そして最後には、おいしく頂いちゃいます。

所詮この世は弱肉強食。

みんなの村を守るため、猟幽会は今日も行く。

上手に焼けました。

★★★ Excellent!!!

東北のある田舎町に出現するモンスター・幻獣と戦う地元民の物語です。
登場人物がみんなどこにでもいそう。こういう人、いる! ――そんな人たちが、日常の知恵を駆使して幻獣と戦います。
農薬散布機や地引網で幻獣を倒すところには思わず笑ってしまいました。この道具をチョイスする作者様のセンスに脱帽です。
しかも最後は食べます。
さすが日本人、とりあえず食べられそうなものは何でも食べますよね。
この作品では日常の延長線上に幻獣がいて、幻獣が生活の中に溶け込んでいる。
とても自然で、明日のニュースにクマ情報と同じくらいのレベルで「幻獣が出ました」と報道されそうな。
最後には幻獣が出るようになった原因までちゃんと解明されて、めでたしめでたし。
ここがいつまでもこんな人情味溢れる平和なところであることを祈ります。

★★★ Excellent!!!

舞台はある日突然幻獣と呼ばれるモンスターが現れる事になった現代日本の地方町。
主人公は銀行勤めの社会人ながら、幻獣を狩る『猟幽会』のメンバーで、今日も今日とて畑を荒らすゴブリンやら、学校のグラウンドに現れたアルラウネなどの駆除で午後休を取るのだった。

熊やイノシシなどを狩る猟友会が、モンスターを倒す猟幽会だったら……という現実とファンタジーの融合が絶妙。
幻獣を倒す手段もただ剣を振るい、銃を撃つのではなく、餌にチョコレートを入れて弱らせようとしたり、地引網で海から引き上げようとしたりと、ファンタジーとは違う現代人間の知恵で対抗するのが面白いよね。

また後半には大型幻獣が出てくるのだけれど、倒した後に料理するお約束もしっかり完備。クラーケン、おいしそう。「これ、村おこしに使えるんじゃね!」はリアルすぎて笑った。

★★★ Excellent!!!

 平凡だけどちょっと変わったところがある人達による「猟幽会」。
 この会に参加している人達の会話が、どこかほんわかしていて戦闘シーンとの緊張感とのメリハリが効いています。

 深海さんの作品は戦闘シーンのテンポの良さにいつも感心します。重すぎずでもしっかりと描写されてるので躍動感も感じます。

 気軽に触れて、作品世界の温かさを堪能していただきたいと感じる作品でした。

 

★★★ Excellent!!!

 よく地方の町に熊なんかがでると、地元の猟友会の方々が出てきてなんとかしてれくますね。「地元の猟友会」ってなんや? ふだんなにしてんだ?といつも思ってました。
 そうか、これが猟友会のリアルかー、……と思ったらちがーう!

 なんとこちらは「猟幽会」。幻獣を仕留めるボランティアのみなさんです。メンバーはふつうの田舎の人たち。町に出てきちゃったゴブリンやコボルトを狩りにいきます、会社を早退して。

 んなバカなというお話なのに、田舎に在住の彼らの会話が妙にリアルで、モンスターの駆除方法も変に理に適ってて、その飄々とした雰囲気がお気楽で楽しい。
 アルラウネを倒す新兵器や、クラーケンに対する作戦なんかも、まるで怪獣映画の地方版を見ているよう。クラマックスのゆるーい盛り上がりも良かった。

★★★ Excellent!!!

東北。ここから異世界の扉が開かれたりするのだと、思っていた……。
しかしまさかの、まさかの、舞台が東北。武器は竹槍、戦うはその土地に住む東北人!
章ごとのテンポは軽快
RPG的なシナリオ展開に引き込まれ
出現モンスターと攻略法のリアリティにT.K.O.
この短さではもったいないくらいに「面白い!」と思わせる要素が詰まってました。
勇者は午後休で十分ですが、私はこの物語に一泊したい気分です。
長編や番外編、スピンオフ、次なる展開も期待したくなりました。

★★★ Excellent!!!

井中野いなかの信用金庫土田舎どいなか支店。
まず、名前からツボりまして、1話、1話の戦い(敵の属性含む)・現実にあるアイテムでの戦術。内容の凝り方も脱帽です。
町の事件の裏には、異世界からの訪問者で。
そして、対「アルラウネ」戦から、倒れたモンスターの物体を集める、黒マントに身を包んだ謎の少年が出てきたことで物語は急展開!それだけでなく、対モンスター戦も急展開でバトルも本格的!ということで、見どころ満載です!
「幻獣」という彼等。「猟幽会」という仲間。「有給」っていうのもまた良い!
西野さんの最後の台詞。ぐっときます!

ゲームの世界へ行けなくても。
大人になってもこういったこと、あったらいいのになと
ワクワクしながら読ませていただきました!

★★ Very Good!!

本作の勇者は、地元の信用金庫に勤め、家賃三万円の安アパートに住まう好青年だ。それだけでも面白いのにこの勇者、先祖伝来の武器を持っている。

竹槍である。

まごうことなきその竹槍が、ある日の戦いで進化する――。

凶悪なモンスターから村人を救うため、上司に嫌な顔をされながら有給取って戦う勇者。

読者諸君、しかとその勇姿を目に焼き付けよ。