倒した幻獣はちゃんと美味しくいただきました

舞台はある日突然幻獣と呼ばれるモンスターが現れる事になった現代日本の地方町。
主人公は銀行勤めの社会人ながら、幻獣を狩る『猟幽会』のメンバーで、今日も今日とて畑を荒らすゴブリンやら、学校のグラウンドに現れたアルラウネなどの駆除で午後休を取るのだった。

熊やイノシシなどを狩る猟友会が、モンスターを倒す猟幽会だったら……という現実とファンタジーの融合が絶妙。
幻獣を倒す手段もただ剣を振るい、銃を撃つのではなく、餌にチョコレートを入れて弱らせようとしたり、地引網で海から引き上げようとしたりと、ファンタジーとは違う現代人間の知恵で対抗するのが面白いよね。

また後半には大型幻獣が出てくるのだけれど、倒した後に料理するお約束もしっかり完備。クラーケン、おいしそう。「これ、村おこしに使えるんじゃね!」はリアルすぎて笑った。

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