本格的なSFアクション+感動的な「愛」の物語

コンバットナイフ、パラベラム弾、そして、グレネードランチャー!
この作品で使用される武器の名前を見ただけでも、胸が熱くなる人は少なくないはず。

美人スパイ「タチバナ・キッカ」が襲い来る刺客たちをぶっ倒していく、痛快なSFアクションです。

舞台は「三つ目の核」で国家機能が停止し、帝国軍政府の統治下に置かれている未来の日本を思わせる国(作中では日本とは書かれていません)。国家解放を求める反乱軍の台頭により、現在まで内戦状態が続いている。

天才医師である「川島」は「生態義肢」と回復促進薬である「アニュスデイ」を開発した。
しかし、不幸な時代の中で、それは「人間兵器」をつくる技術として応用されてしまう。

被験体第1号となったのが、内戦孤児となっていたタチバナ・キッカだ。

この物語には、もう1人の主人公と呼ぶべき人物がいる。
医療行為として生体義肢を移植された、元自衛隊員のクドウ・ケイイチ。

キッカとケイイチは、それぞれの目的のために、拘束された川島医師の救出に向かう——。

次々と迫り来る危機、手に汗握るハード・アクション!
美人スパイといえば、これも欠かせない、お色気シーンもあり!

一方で、息が詰まってしまうことがないように、癒やし系のキャラも上手いバランスで配置されています。

さらに、SFアクションとしてだけでなく、川島医師の娘である「ハルカ」とケイイチの恋、キッカが持っている家族というものへの憧れなど、恋愛、家族愛の物語としても楽しめます。

番外編がまた素敵なので、そこまで含めてぜひどうぞ!

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