わたる異世界は穴ばかり

作者 カクヨム運営公式

459

170人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

“わたるくん”が現れて2年後の話という事で、どんな世紀末が描かれているのかと思えばまさか日常的な話だったとは!!焼き鳥チェーン店の店員のりえりーと店長黒田さんが繰り広げるドタバタなコメディには前作とのギャップを感じましたが、それでもとても面白かったです。
しかしまだ“わたるくん”は稼働し続けていると考えると、、、かなりホラーです。

★★★ Excellent!!!

全ての問題を鳥唐で解決する男・唐野揚造が帰って来た。

前作『わたる異世界はチートばかり』で中華食堂《異世界》の主となった揚造と、彼のレシピを狙う秘密結社《黒い穴》との死闘を描くシリーズ第二弾。

妻りえりーの不倫疑惑、息子わたるの本当の父親を名乗る黒田穴太郎の登場……巻き起こる騒動にも揚造は動じない。
ざわめく心を衣で包み、油地獄を突き進む彼の生き様は、まさに唐揚の化身。

日本唐揚小説史に残る傑作である。


★★★ Excellent!!!

 黒い穴の数だけ前世の記憶が散らばる幼児の心。りえりーは、わたるが渉に上描きされないよう心の中を奔走します。
 ニホンという異世界の記憶に苦戦しながらも、上司の黒田穴太郎とともに「リペイント・ハート」として成長していく彼女の物語は、テンポ良し、ギャグ良し、ちょっぴりサービスあり!
 母と姉によるわたるの取り合い合戦も見逃せません。ローストチキンを食べた聖夜に起きた事件、あなたは予想できましたか?

★★★ Excellent!!!

 この作品は所詮、フィクションです。ましてや異世界物、だから現実に起こったものではありません。異世界を舞台にした作品は数多くありますが、本作は上下関係や恋など、日常に溢れています。私たちにとって身近な動物も出てきます。
 本作で異世界物の観点が変わりました。異世界物か否かに問わず、フィクションである以上は等しく“異世界”なのです。
 本作……いや、本企画で私はその事に気がつきました。

★★★ Excellent!!!

わたるの能力で異世界に飛ばされた黒田穴太郎。
そこは翼のない鳥達が無数の巣穴を掘る恐ろしい世界だった。
地に住居を建てる事すら出来ない異世界の人々。
黒田は鳥のボスと異世界人類の和解を試みる。
しかしボスは巻き込まれた部下のりえりーを要求してきた。
始まるボスとわたるとりえりーの三角関係バトル。
黒田のチートが目覚め、うしろの穴太郎と化し、りえりーの黒い穴が……。
息つく暇もないバトルが素晴らしい作品です。

★★★ Excellent!!!

環境保護省の自立思考型ロボット「りえりー」のもとに上司を名乗る「黒田穴太郎」が訪れ、平均寿命を大きく上回る2歳の鳥「わたる」の保護を命じ、物語は動き出す。
「空に黒い穴が空いたこの世界で、鳥類を守るのが私の仕事」と微笑むりえりーがいじらしく、まさに名ヒロイン。黒田の正体と黒い穴の意味が明かされたときは、思わずりえりーと共に涙を流した。
「Re:えりー」の伏線も隠匿された三角関係を想起させ、読後感を乱す。

★★★ Excellent!!!

りえりーは黒い穴に吸い込まれて辿り着いた異世界でわたるに出会います。
わたるに好かれるりえりーですが、元の世界に戻るりえりーはわたるの想いに応えられません。
数年後、上司の穴太郎とりえりーの結婚式に乱入者が!
大きな鳥が飛んで来て、背中にはわたるを乗せています。
見た目は二才だけれど大人びた発言をするわたると、りえりーを愛する穴太郎。
物語のラストに三角関係が勃発したので、第二弾がありそうで期待の作品です!

★★★ Excellent!!!

2XXX年。太陽のブラックホール化が始まった!
絶望へのカウントダウンが轟くなか、人類は0.01%の希望に賭けた。

実はブラックホールは、異世界への入り口!
誰かが一足先にブラックホールに入って、異世界から現実の地球を救おうというのだ!

やさぐれ純情ヒロイン。りえりー・16歳。シングルマザー。
真面目一途。スパコン内蔵AI・黒田穴太郎。
ママは誰にも渡さない。反抗期幼児、わたる・2歳。

この三人、最高です!

★★ Very Good!!

この作品が文学であるのか哲学であるのか、それは受け取り手によって解釈のわかれる部分だろう。
黒い穴に落ちるという行為は、誰の人生にも起こりえる出来事でありながら、同時に人間の心の在り様を表現している。
それは人によっては歓喜であり、あるいは挫折である。
浮遊であり沈殿であるし、前進であり後退である。
苦痛でありつつ快楽でもあるし、悲劇でありつつ、とっておきの喜劇だ。
相反するようでそれは融和し融合し、最終的に一つの答えとして我々の前に提示される。
受け止め方によっては、読者を突き放したように感じるだろうが、実はとても優しく寄り添っている。そういう意味では、この作品そのものもまた、「黒い穴」なのである。
人類の永遠の課題に一つの答えを突き付ける快作ではあるが、穴へ落ちる事の対比として、空を飛ぶ鳥を使った表現には、安易さも感じられるし、「鳥」という存在によってイメージの固定が行われることにより、読者の想像する余地を僅かに削いでしまったのが残念だ。
それでも、今この時代に読む価値のある一作である事には間違いないのだろうと確信させるに足る、圧倒的な魅力を持った作品でした。

★★★ Excellent!!!

黒い穴や未来の街からのラブストーリー最高でした!飼っていた鳥を逃がしてしまって落ち込んでいるりえりーを励ますために黒田穴太郎に頼んで未来に呼んだわたるくんの優しさにグッときました。りえりーはわたるくんを好きになるけど、自分の世界ではわたるくんは2歳児で、わたるくんには彼女がいるという切ない展開に涙がでました。しかしまさかその彼女が未来のりえりー本人だったとは!素敵な三角関係に感動しました!

★★★ Excellent!!!

確かにこの話は、りえりーと、時々、黒い穴になる黒田穴太郎のシリアスあり、笑いありの異世界トリップファンタジーでした。そして三角関係もまさかあんな展開になるとは思いませんでした。三角どころか、四角関係だったような……でもいい感じに終わってよかったです。それに異世界を案内してくれた鳥? さんも苦労性だけれどいい人で良かったです。でもこの背後でこっそり活躍している二歳児、このわたる君の正体は一体何なんでしょう? 最強とのことですがどんな設定が隠されているのか……続きが気になります。

★★★ Excellent!!!

鳥人間に参加した主人公の女探偵りえりーが、工作により墜落。 墜落時に落雷に巻き込まれ、落下速度・時間・1.21ジゴワットという全て偶然の一致により、巨大な黒い穴が出現。 観客の前で、吸い込まれるストーリーが、たった1ページで起こったのには驚きました! 過去に戻って、死んだ祖父わたるとの謎解き。りえりーの決め台詞「おっと、さいたまの悪口はそこまでだ!」の時は、まさか自分が涙腺崩壊するとは(泣)

★★★ Excellent!!!

10分間だけ周囲の女性を服従させる百合能力持ちのりえりーが,羨ましすぎる。売れない百合漫画雑誌の編集長の黒田が,コミケの出張持ち込みでりえりーと出会い,異世界一の百合漫画雑誌に成長させるまでが物語のスジなのだが,取材のため勉強のためとやたら能力を発動させる,りえりーのエロシーンしか記憶に残らない。その能力と関連のあるらしい秘密の穴を知る,甥のわたるの存在もおまけ程度で残念だが,続編に期待しよう。

★★★ Excellent!!!

この世界ではいつだってふるいにかけられる。当たり前のことだ。何をそんなに怖がっている?
りえりーの言葉にどきっとさせられます。
選ばれない人間は黒い穴に落ちていく世界で、たった1人の家族のわたるを探して戦うりえりーにどんどん感情移入します。1人のつもりでも思わぬところで助けられているのですね。
りえりーを追いかける黒田穴太郎のトランスフォームは見ものでした。どきっとしてスカッと爽快なお話です。

★★★ Excellent!!!

りえりーの前に突如現れた黒い穴。それは穴としてそこに確かに存在している。しかし、穴なのだから勿論空洞であり、空虚であり、存在していながらも非存在で、そこに在るはずなのに、そこに無い。その存在しながらもそこには何もない黒い穴は、りえりーが大切なものを失うごとに巨大化していく。血の繋がらない弟わたるや、唯一心を開くことのできていた相手黒田、みんなりえりーの前から去っていった。黒い穴はりえりーの心なのか、それとも大切なものを奪っていったなにかなのか。
正体不明の「穴」が、ここまで恐怖心を抱かせてくれるとは。ファンタジーでありながらリアルで、最後には少し涙も誘います。人間の欲望や恨み、嫉妬、恋心など繊細な感情描写も巧みで、どきりとさせられる場面もいくつもありました。
幸せの青い鳥が穴と対峙するラストは息を飲みつつも感動的なシーンでした。穴が消滅したとき、りえりーはやっと人としての幸福を感じることができたのだと思います。
間違いなくこの夏一番の衝撃作でした。

★★★ Excellent!!!

‪人間が体を動かそうとする意思が、実際に体を動かした後に起こっているという話は聞いたことがありました。ではなぜ世界は人間に「自分の意思で行動を決めている」と錯覚させているのか。長年の疑問に答えた傑作。人の想いと質量、人の距離と体積を対比させ、高質量小体積のブラックホールに模したのは秀逸です。突如世界に現れたブラックホールから、世界を救ったのは近しい人との大きな愛でした。‬

★★★ Excellent!!!

ヒロインが壁へ開いた穴を覗き込み、嘔吐する場面から始まるプロローグにまず度肝を抜かれました。

恐らくは九龍城砦をモデルにした、遥か天まで伸びるスラム街。チンピラの黒田(彼との友情とも恋愛とも言えない距離感がたまりません)の指示で、あちらこちらの部屋を縦横無尽に飛び回る運び屋兼娼婦の鳥人りえりーが主人公です。警察を出し抜くその機転と裏腹に、いなくなった弟に執着し、探し続ける姿はまるで幼い少女のようにいたいけで、思わず抱きしめてあげたくなりました。

逞しくて、刹那的で、楽しい事には笑い、辛い時は泣く。等身大の女の子りえりーに読んでいる間中声援を送っていたので、最後の展開は非常に衝撃的でした。時折描写されるカラスの、鳴き声が不吉に響く中、彼女が黒い穴と向き合った時に見たものは、本当に現実だったのでしょうか。ただただ、自分の中に潜んでいた怪物が見つめ返していただけなのでは?と思いました。

決して後味の良い話ではないのに、いつまでも余韻に浸っていたくなる物語です。

★★★ Excellent!!!

体を張って黒い穴を見せる筒を持ち、花火を打ち上げるりえりーの、その躍動的に飛び散る汗に感動しました。髪を振り乱し、「熱いヤバイよこれちょっ服これ燃え」などのセリフのルビに「女舐めんな! あたいも一人前の職人だ!」とあるのも、本音と建前のコントラストが素敵でとても好感が持てます。

わたるが「でも少し…この風…泣いています」と言ってほの暗い黒い穴の深淵から復活させた暗黒の不死鳥が、荒ぶる右腕を制御しようとする黒田にあきらめたら? とアドバイスするシーンなど、哲学的で深く腹筋に響きました。

異世界でもスタンド能力を失わない暗黒の不死鳥がラストで、「逆に考えるんだ、『あげちゃってもいいさ』と考えるんだ」と謎のモノローグを目にすることで、三角関係を終わらせる決断をし、バロスで世界を崩壊させたのには驚きましたが、その意外性がまたこのキャラの魅力だと思います。

面白かったです。










※このレビューに問題があれば削除します。また、運営さん、問題ありなら削除していただいてかまいませんので、よろしくお願いしますm(_ _)m

★★★ Excellent!!!

巨大地震の影響で異世界へと落ちてしまったりえりーとわたる。
そんな凸凹な2人が穴から穴へと巡り廻るSF(少し不思議)なお話。

異世界の影響か、穴が産み出す歪みの仕業か。
その答えを知る「カックー」と言う不死鳥を追い求め、
りえりーはわたると共に、穴と言う穴に落ちていくのです。

協力して異世界を巡る中で突然、わたるに異変が起こり…。

この話、「りえりーside」と「わたるside」があります。
私は「わたるside」を読んだ時に、純粋なわたるが愛おしかった。
わたる→ワタル→渉へと重ねてきた健気な想いは。
涙無しでは語れないし、彼の鼓動が聴こえて来る様でした。

「穴師」である黒田穴太郎が掘る事を止めない理由は?
そして、不死鳥「カックー」は、最後に2人へ何を語ったのか。
SF(少し不思議)な、淡くて優しい体験をしてみて下さい。

★★★ Excellent!!!

りえりーは異世界に飛ばされた弟を探しだすために、上司の黒田と時空研究所で日々調査していた。ある日、りえりーは偶然、弟の幼い時にそっくりなわたるを見つけ、奇妙にも一緒に生活することになる。なんとか異世界との間に橋を掛けることができたが、ゆがんだ空間のいたるところに黒い穴が空き、進むことができない。しかし、黒田はわたるのある能力に気づく。葛藤を乗り越えて3人で力を合わせて助けに行く場面は感動的!

★★★ Excellent!!!

この物語は生後24ヶ月のわたるが日本のとある公園で落とし穴に落ちて、異世界に来ちゃいます。魔王、トリーはわたるの存在に気づき鳥たちを派遣して元の世界に戻そうとしますが、勘違いした娘のりえりー(満月になると鳥になる)と穴族の黒田穴太郎が、わたるを連れて逃げ出します。7割が穴族が占める異世界でわたるは穴を開けられないように逃げます。心からの味方である鳥族は穴族とりえりーに倒される中でも必死に生きる話です。

★★★ Excellent!!!

鳥人の森の洞窟に捨てられていた、鳥人年齢2歳のわたる。そこへ異世界から、りえりーと穴太郎が転送されてくる。鳥人だらけのこの世界に戸惑いを覚える穴太郎だが、りえりーはわたるを拾い、希望を見出す。しかし、徐々にりえりーとわたるは強い絆で結ばれていき、それに激しい嫉妬を覚える穴太郎。

穴太郎の過激なアピールがもはや獣のそれで、鳥人のわたるとどちらが獣なのか、といった感じでした!

★★★ Excellent!!!

失踪した大富豪を捜す探偵の黒田は唯一の手がかりである一羽の燕、わたるを追ううちに謎の黒い穴に幾度となく遭遇する。
探偵事務所のバイト、りえりーは黒田を唸らせる至高のお茶請けを求め、東奔西走する。
りえりーを狙う、わたる。
陰謀と菓子と鳥を巧みに交錯させ、現代日本と異世界を股にかけた、謎が謎を呼ぶミステリーとして成立させる筆力に脱帽しました。
でも、一番の謎は作者がなぜこれほどお茶請けに詳しいのか、かも。

★★★ Excellent!!!

今回の作品は「人間の欲望から出来る黒い穴」というテーマでしたが、欲望に満ちた異世界に召喚された二人が「穴」の攻略に挑む姿が美しく、やっかみを入れてくる鳥のキャラも最後では良いものとなり、綺麗に纏められている作品と感じました。

この世界の住人は全て強大な「欲」を持っていましたが、それは異世界に限らず現代でも同様です。

そういったメッセージ性が強い作品として、私の頭には印象がこびりつきました。

表現では、りえりーと黒田の犬猿に割り込む召喚者抹殺のための刺客で「三角関係ってそっちかよ!」と思わせたり、時空の歪みによりわたるが「膿」まれてしまったりと、読者を驚かせる演出が多々あり、とても面白かったです!続きが読みたいと思いました。

追伸:ラストシーンで食べていた焼き鳥とはまさか……。

★★ Very Good!!

 異世界に落とされた穴太郎が、りえりーと二人三脚でラーメン屋を切り盛りする、本格派グルメ小説として読み始めたが。
 それがどうした事か、途中から愛憎渦巻くメロドラマに。
 詳しく書くとネタばれになってしまうので控えますが、これだけは。
 中盤から増え始めた長ゼリフ。しかし、わたる(2歳)が、りえりーへの愛を語る、見開き2ページブチ抜きのセリフは斬新でした。
 是非とも実写化され、天才子役の〇なり〇ずき君に演じて欲しいです。

★★★ Excellent!!!

手に取るか悩んでいる人は、どうか1ページ目だけでも開いてみてほしい。もう、この作品から目が離せなくなる──…。
舞台となるのは主人公達の住む異世界「ガスキートリ」。主人公のりえりーは出勤中(彼女はこちらの世界で言うペットショップで働いている)、綺麗な色の鳥を見つける。それはまあオカメインコなのだが、もちろんガスキートリには存在しない。りえりーは夢中になってインコを追いかけ、完全足元不注意。穴に落っこちてしまう。そして彼女は人間界のマンホールから、あちらとこちらを行き来出来るようになるのである。
彼女を人間界に導いた毒舌オカメインコ「わたる」(2歳)。人間界でのりえりーの働き口、怪しいペットショップ店長の「黒田」。
なぜりえりーは人間界へ来たのか。ガスキートリに迫る危険、黒田の思惑、りえりーの願いが交錯する異世界ファンタジー!
は、と気づく頃には読了している事をお約束しよう。

★★★ Excellent!!!

いきなりですが、異世界モノをカレーに例えます。
大抵の定食屋がメニューに載せている、定番の料理です。
ただ、それぞれの工夫はあっても、結局カレーは似たようなカレーの味になってしまいます。

ですが、この「わたる異世界は穴ばかり」というカレーは違います。

冒頭は、主人公のりえりーがトラックに轢かれるところから始まるという、定番なカレーの味です。
まあこんなものかと食べ進めていると、突然、涙を流すりえりーが心情を吐露しながら燃えるしましまパンツで敵を殲滅するシーンになります。

そこで歯に硬いものが当たるような感覚を覚えます。
何かと驚いて口から出すと、それは虹色に輝く綺麗な石。
なんとダイヤモンドがカレーの具材として使われているではないですか。

もはや味がどうとかではなくなります。
さっさと定食屋を後にして宝石店にヒアウィーゴーです。

後に残るのは、換金して手に入れた数百万の現金と、ウキウキ気分。
これを元手に何かを始めたい。
定食屋でも開こうか……?
そんな読後感にさせてくれるお話でした。

おすすめです。
きっと、どなたでも幸せな気分になれます。
数百万円の価値あるダイヤモンド、欲しくないですか?
私は、このお話のお陰で手にすることができました。

ところで、りえりーはいつになったら黒ストッキングを履いてくれますか?

★★★ Excellent!!!

「わたるば、早くおむつ取らんと! これでも王位継承権を持っととよ、りえりー」

 黒田の母、鳥は厳しい。

 ママンのりえりーに笑われるぞ。

 ブラックワールドでは、黒い穴がおむつ製作を担当しているんだ。

 けど、黒い穴は、義父、黒田穴太郎の尻近くに浮遊している。

 穴太郎は、黒田神剣の使い手だ。
 油断大敵であるぞ。

 りえりーに、アツい視線、送らないでくれ。

 読むべし!

★★★ Excellent!!!

りえりーは上司である黒田穴太郎から渡された領収書を眺めながら悩んでいた。「社名が黒い穴団で名目が魔人改造代なのは分かるとして、(秘)ってなに?」と。物語はこの一文から始まる。略語は断固許さないぞと言う姿勢は事務職の私に共感でき、ニワトリのわたる(2歳)と黒田ダチョウとの三角関係に悩む姿も同じ男として胸が締め付けられました。交通費精算のため異世界に旅立つ姿も最高です。この夏泣きたい人にお勧め。

★★★ Excellent!!!

オカルト部りえりー、部長黒田が不思議な幼児わたる君と異世界探検する、それだけなら良くあるボーイミツガール。
驚くのは物語の節々にある”黒い穴”の存在
”黒い穴”と共に、狂言回しの鳥クスターが妙な事を嘴る。
その言葉は何故か頭に残り、読了後”黒い点”と現実が繋がり、途端に話が逆転する。
例えば駅の改札、例えば道の信号機
「ああ! そういう意味か!」
”黒い穴”は物語と現実を繋ぐ、異世界へのワームホールなのかも

★★★ Excellent!!!

りえりーは上司の黒田穴太郎と交際していた。このまま行けば結婚!幸せな生活がまっている…!といつも胸を高ぶらせていた。が、いきなり現れた穴にりえりーが落下してしまう。そこには成人の超イケメン紳士の姿となった2歳のわたるが!りえりーはそのわたるに恋してしまう…!今後のりえりーの恋愛事情はいかに!そして元の世界に無事戻れるだろうか…いや戻らなくてもいいのか!?そして何故か鳥?!

★★★ Excellent!!!

現在、魔王軍で流行っているこの物語は、【死の三角関係】と呼ばれる【幼覇王】わたると側近黒田、りえりーの三名が大きな鶏に跨り、異世界から現代へ続く穴を塞いで回る物語である。

だがこの作品を読んでいると、その穴が我が魔王軍のメタファーに思えて仕方ない。 これは、人間側からの宣戦布告では無かろうか。

軍が崩壊するきっかけは、いつも些細な事だ。 この作品がそれで無い事を、私はただ願う事しか出来ない。

★★★ Excellent!!!

裏切られたりえりーが穴太郎を呪った代償に異世界へと行ってしまうところが物語の始まり。
黒い穴がどんどん迫ってくる異世界で不思議な鳥に導かれ出会ったわたると共に、元の世界に戻ろうと奮起するありふれた話かと思いきや、まさかこんなに泣くことになろうとは…
わたるの正体を知ったら、きっともう一度最初からみなさんも読み返すことになるでしょう。
すべての結末は最初から決まっていた。
みなさんはその伏線に気づくことが出来るでしょうか。

★★★ Excellent!!!

2歳のわたるが転がっていったボールを追いかけて転んだ瞬間、空間の歪みから生じた黒い穴に吸い込まれ、異世界へ行ってしまう所から物語は始まる。
道に迷った時に出会った、りえりーの息子としてペットの話す鳥と一緒に暮らすことになるが、徐々に絆を深めていく様子は感動的だ。
りえりーと上司の黒田を恋人同士にすることが、元の世界に戻る条件だが、この条件には隠された秘密が…

とにかく恋するりえりーが可愛すぎる。

Good!

ボクも、地球のケツ穴という場所から異世界に行ったことがあります。あの時はボク一人だったけど、この話は三人いました。そして、わたるは穴太郎を差し置いてりえりーと結婚したけど、あれは強引じゃないかな、と思いました。でも、きっぱりと諦めた穴太郎はかっこよかったです。あと、鳥のリップクリームがはがれ落ちるのを見て、自分たちの友情を確かめ合っていたのが面白かったです。ボクも、見習おうと思いました。

★★★ Excellent!!!

闇は恐ろしいもの。ファンタジー小説ではそれが常識だった。でもわたるは闇の中で「まっくらマーチ」を元気に歌う。りえりーは2歳児に常識をぶっ壊されて、「恐れるふりをしていた自分」に気づき、穴の世界に飛び込んだ。「やっぱ女性は強いな!」と言った穴太郎は何もわかっていないと思う。
最後の場面、私は別れを選んだりえりーに常識を壊された。そして「恋愛成就が幸せだと思っている自分」に気づいた。今度は私が穴の世界に飛び込む番だと思う。

★★★ Excellent!!!

桃太郎は桃からうまれ黒田穴太郎は黒い穴より現れる。

トイレットペーパーの芯の内側をマッキーで塗り潰し穴太郎を呼び出したりえりーの必死さ!素敵だった。
それが冒頭の会話から走る細い糸と共にラストのわたるの願いに架かった瞬間に、全ての予感が一本のバットと化して後頭部をフルスイングしてきた。
前のめりにばったり崩れ落ちた。

雨の夜にはきっと、温かな沈黙の暗闇に浸っている二人と一匹を思い出す。




★★ Very Good!!

僕たちは目を通してテクストを解釈し、筆者の頭蓋の裏の世界を己の中にありありと再構築させる。僕は己の一部を相手に滑り込ませ、それを住まわせる物語を書きたかったが先を越された。よくある異世界作品どころか、とんでもない純文学。りえりーの言葉はまるで注射針。僕たちの意識へと異世界を注入してゆく。トロイの木馬のように。今紛れもなく異世界は己の脳にある。作中で幾度も言及された黒い穴とは他ならぬ、目ではないか。

★★ Very Good!!

異世界より現れた『黒い穴の魔女』に、幼いわたるが焼き鳥にされてしまうというプロローグはともかく、怒った父親の穴太郎も魔女によって焼き鳥に。主人公である、りえりーも頑張ったけど結局、焼き鳥。皆を焼き鳥にして高らかに笑っていた魔女ですらエンディングで焼き鳥に変身した時には目を疑いました。読み終わった後は焼き鳥のことしか頭に残りません。ちょっと焼き鳥食べてきます。

Good!

りえりーがいつも通り寝ている怪鳥の口から這い出て見たのは、穴太郎というおじさんが可愛らしい赤ちゃん?わたるを見て叫んでいる光景だ。その子が黒い穴の中に吸い込まれて…よし、無視しよう。怪鳥の口の中に戻る。穴太郎が見捨てるのか!と口をこじ開けた。背後で先程の泣き顔を消したわたるが怪しい笑みを浮かべ…果たしてりえりーの住処?はどうなるのか!?皆さんも読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

ヒロインのりえりー

幼馴染のらいりー

意地悪な同級生えみりー

寡黙で頼れる武術指南役黒田穴太郎、通称リーダー

時を渡る幼児わたる、本名時渡瑠璃斗

世界を破滅へ誘う黒い穴、通称ブラックリング

導きの鳥、とり

目を疑った囚われの妖精、りりりー

etc

怒涛の最終章、りの謎に気づいたりえりー。無意味に思えたりの全てが三角関係を作り出し、それに気づいたあなたは、このストーリーの虜となる

終わり

★★★ Excellent!!!

異世界の村に住む少年りえりーは「うんこ!」と叫んで弟のわたるを笑わせたのだが、学校の先生黒田穴太郎に怒られた。どうやら汚いギャグはお行儀が悪いらしい。

しかし翌日、村に喋る鳥が来訪した。

「りえりー、君の汚いギャグで世界を救ってよ」

りえりー/わたる/穴太郎は漫才トリオを結成すると世界を救う旅に出た。

という梗概ですが、本筋を捨ててまで汚いギャグに走る作品です。私と同じく精神年齢が小学生の人は必読ですよ。

★★ Very Good!!

黒い穴の正体が人間の心の闇だとわかって驚いた。歩けば黒い穴に落ちてしまう不運なりえりーと、黒い穴を埋めて金儲けしている幸運な黒田穴太郎のコンビが最高。穴の中に広がる世界から助けてくれるのが黒い鳥なんて意外だった。わたるの黒い穴の正体が鳥嫌いなのも可愛すぎました。男遊び好きなりえりーと女嫌いな穴太郎が両思いになる日はくるのでしょうか?穴に落ちて落ちまくる人生に完敗。

Good!

 自宅の押し入れの中を異世界と言い張るのは頭がおかしいと思う。
 黒田穴太郎が一々語尾に『黒い穴』をつけてきてうざい。
 異世界(押入れ)に住まう青い狸とか完全にドラえもんのパクリだ。
 わたるとりえりーが話している途中に突然『鳥に復讐してやる』という地の文が出てきた。時々地の文にこれを入れてくるのはやめてほしい。
 一文に必ず『!』を5個以上つけるとかどうかしてる。
 こんなもの小説じゃない!

★★★ Excellent!!!

 黒田が異世界転生した先は、片想い中の部下りえりーの毛穴の角栓というのが予想外だった。毛穴に住み着いて2年のわたるは、りえりーが好きすぎて毛穴から出ないキャラで毛穴を気にするりえりーから出ていけといわれているのが面白い。
 ラストは鳥がうっかり踏んで足に残ったトリモチが毛穴に張り付いて黒田とわたるがりえりーから離れるオチも良かった。

★★★ Excellent!!!

まさかりえりーが黒い穴の行き先である異世界、クローバー公国で姫様だったとは‼しかも黒田さんまでも異世界でりえりーの執事だったなんて。現在と立場逆転してますよね⁉
それだけでも驚きなのに、クローバー公国に眠っていた伝説の厄鳥、わたるくんが黒い穴から3人目の来訪者としてこの世界に訪れたことによって、りえりーか黒田さんのどちらかがわたるくんと共に二人でクローバー公国に戻り一人は現代世界に残らないといけないなんて、元々仲の良かった3人が離ればなれになってしまうまでの二人の葛藤とラストには、涙が止まりませんでした‼

★★★ Excellent!!!

 穴に入れば鬼ばかり。ピンコゥ&ハルエィの悪鬼コンビが繰り出す灼熱ラーメン攻撃を、雪の国の王女りえりーが凍結して冷やし中華にしたあの場面。最高!

 時空に黒穴あけて転移する”異世界渡り鳥”って斬新ですね。若き渡り鳥わたる(2歳♂)に乗って旅するりえりーは、最愛の兄王・穴太郎に再会できるのか?

 でもまさか最後に穴太郎からわたるに乗り換えるなんて! 番狂わせ、大穴って奴ですか。心理描写不足で納得できない。

★★★ Excellent!!!

某作品のパロディーを思わせるタイトルだが、そんなことは全くない。異世界に当たり前に存在しているが、誰もそれを「穴」だと思わない「穴」。その「穴」を、崇高な意思を持って活動していたが、穴太郎の陰謀によって殺された主人公りえりーが正す。ここまでだとありふれた異世界ものだと思われる。しかし、実はその「穴」は現実世界における様々な矛盾を暗に示唆しており、その構成、テーマの扱い方が素晴らしい小説である。