「そんな穴、鳥の唐揚で塞いどけ」
- ★★★ Excellent!!!
全ての問題を鳥唐で解決する男・唐野揚造が帰って来た。
前作『わたる異世界はチートばかり』で中華食堂《異世界》の主となった揚造と、彼のレシピを狙う秘密結社《黒い穴》との死闘を描くシリーズ第二弾。
妻りえりーの不倫疑惑、息子わたるの本当の父親を名乗る黒田穴太郎の登場……巻き起こる騒動にも揚造は動じない。
ざわめく心を衣で包み、油地獄を突き進む彼の生き様は、まさに唐揚の化身。
日本唐揚小説史に残る傑作である。