読めば浸れます。ふかい余韻の不可思議素敵物語。よく寝かされた上ワイン

登場人物も魅力的で、完結後も多くの謎がちりばめられています。

これからに大期待なところで物語は終えるのですが、それがまったく嫌ではなく、さいしょからこう決まっていた。こう思えてしまうほどにふくよかな余韻に浸れます。これもまた作者さんの計算のうちなのでしょう。


そう、まるで作中の粕谷十朗の事務所のように。


埃つもった部屋に差し込む、陽の光のように。

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