概要
星空の下であの日交わした約束―― 今も彼女は覚えているだろうか?
僕は大自然に囲まれた小さな村で育った。
初夏のある日、笹の葉飾りには色とりどりの短冊に、十名の願い事が描かれていた。でもなぜか、短冊は十一枚あり、ひとつだけ無記名の短冊があったのである。
―― 好きな人と両想いになれますように
あの日……ひとつだけ……名前が無記名だった短冊
あれはきっと――
15センチの距離が恥ずかしくて視線をそらしたあの日
星空の下で僕と彼女が交わした約束
約束を果たすべく再びその地を訪れた日
七夕に起こる奇跡の物語
初夏のある日、笹の葉飾りには色とりどりの短冊に、十名の願い事が描かれていた。でもなぜか、短冊は十一枚あり、ひとつだけ無記名の短冊があったのである。
―― 好きな人と両想いになれますように
あの日……ひとつだけ……名前が無記名だった短冊
あれはきっと――
15センチの距離が恥ずかしくて視線をそらしたあの日
星空の下で僕と彼女が交わした約束
約束を果たすべく再びその地を訪れた日
七夕に起こる奇跡の物語
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!短冊に込められた願い。ピュアで真っ直ぐな少年少女の物語。
大自然に囲まれた小さな村。主人公・星村勇気のクラスの生徒は10人。当然短冊に書かれた願いも10枚のはずだったが、そこには『好きな人と両想いになれますように』と無記名で書かれた11枚目の短冊が……
非常に綺麗にまとめ上げられた作品で、読み終えた時は心が温かくなりました!
七夕に相応しいドラマティックな展開にハラハラドキドキ、キュンキュンと心が休まることがありません!
このくらいの年齢の子供達にある、恥ずかしさなども上手く表現されているので、大人になった今読むと、もうなんというか、クゥ〜ってなります‼︎
彼らの短冊に込めた願い、そして交わした約束の行く末を見届けてみてはいかがでしょうか?…続きを読む