レンズの先に広がる無限の世界!!

作者さまの作品はいくつか読ませていただいてますが、とにかく読ませる力と、最後の落とし方がとても素晴らしいものがあります。

今回の作品にも溢れるほどの作者さまの魅力がちりばめられています。

物語は、ずばり、想像するとはどういうことかという問いかけです。そのために、一見繋がりのない登場人物たちが、最後にはまるでカメラのレンズに集約していく様は、読む人の心を揺さぶってくるでしょう。

広がった世界と広がらなかった世界。その二つを想像という仕掛けで繋ぎあわせる。ある写真に穴を空けようとしたのは、閉じた現実をカメラにセットしても、広がる世界は見えないからなのかなと思いました。

想像の数だけ、解釈が成り立つ作品です。みなさまも、まずは一読されて想像の羽を広げてみてください。

無限に広がる世界に、貴方はどんな未来を写し出すでしょうか。大人の方にはぜひともオススメしたい良質な作品です!!

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