読む前にタイトルの意味はわかってしまいますが、読後に涙が出そうになりました。最近泣いてない、という人に特におすすめしたいです。
現役介護職員。裏千家茶道と小原流華道の経験あり(ブランク大きいです)。 『10文字ホラー 3』(氏田雄介編 星海社FICTIONS 2021/11/16)に…
ぼく目線で語られるストーリーは、全編で優しく包まれるような温かい雰囲気があります。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、「おじいちゃん」や「おばあちゃん」ではなく、「ぼく」と「かすみさ…続きを読む
全編に愛が溢れていました。いろいろな愛の形がありますが、この愛は切ないながらも、大河のようにゆったりと、堂々と、そして色褪せることのない、力強い愛でした。一番大切なものを手に入れるということ。…続きを読む
命は巡るもの。 そこに思いを乗せて、次代へと運ばれていくもの。 それを運命と呼ぶか。 たとえ、愛すべき存在が、霞のように消えてしまったとしても。 優しい作品、いや、違うな。 柔らか…続きを読む
穏やかな人柄と、まるで読者へ話しかけるかのごとく徹底的に寄り添った男性の一人称が、非常に心地よいです。昨今、一人称とは名ばかりの平易な変哲のない文章が多い中、きちんとキャラクターの個性を押し出し…続きを読む
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