不器用、と言うには、どうにも歪んでねじれた大人のお話です。これも愛なんでしょう。一つの卵を手渡された主人公。殻に閉ざされた卵は、何が生まれてくるのか想像していまうもの。とんでもない化け物が生まれるかもしれない――?読者も話を追ううちに、そんな馬鹿なと思いつつ主人公の行動を見守ってしまいます。恋愛に登録された短編ですが、社会的にも人間ドラマにも読めてしまう味わいです。ファンタジーやホラーでもおかしくない。しかし、荒唐無稽な話ではなく、不思議な余韻を残して終幕します。分類の難しい奇妙な話が好きな方へ、オススメしたい作品でした。
色々結末を予想しながら読んでいましたが、この結末は思いつかなかったです……!!たしかに気持ちのいい話ではありませんが、見方を変えれば、当人たちにとってこれはハッピーエンドでは?と思いました!本編後の話が気になります!!ラブラブルートに行くのか、気持ち悪さの連鎖を起こしてしまうのか……!!
てな展開を想像してた。誰でも一度は考えたことが有るでしょう。温めた卵から可愛いヒヨコがぴよぴよぴよって。それをそれを……! ヒロインは!ここから先は恐ろしくて私の口からは言えません。是非読んでみて下さい。最後は気持ち悪っ! てなるはずです。感想がこれで正解なのかは果たして……。一応、恋の話ですよねこれ?
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