ひと夏を慣れない楽器に捧げる、主人公の理由。過去のいきさつを挟み、それが明かされたとき、美しく抑えた文体の間から感情が溢れ出し、胸に沁みました。余韻の心地よい、心に残る物語です!
現在、作曲活動、ゲーム制作に力を入れており、小説執筆はお休み中ですm(_ _)m
まるで高原の夏の風を思わせるような語りですが、物語は切なく胸に迫ります。可能なら『Englishman in New York』を聴きながら読んでみてください。主人公の想いに寄り添えるかもしれ…続きを読む
読み終わった後に、まだイントロだものと切なさだけではないモノが残りました。
何気なく楽器を使ってみたかった、という理由じゃない主人公。なんでその楽器を選んで、そして吹くのか。その辺りの話が語られますが、これが切ない。読後はこれからに繋がる希望の話になっています。お…続きを読む
一人の青年が、ソプラノサックスである曲を吹こうとする……その努力を軸に過去と現在が交錯します。必死で生きていく人物たちが愛おしく、少し哀しい。
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