キーワードは『信頼』でしょうかね☆

境遇から……自分だけを信じて、子供の頃から大人になるまで過ごしてきたはずなのに、実は「自分を信じ切れていなかった」一面がジワジワと顔を出してくる印象を受けました。

――クールでいてクールでない。

そんな不安定な主人公に恋のお相手が登場する事で、「クールに振る舞う必要は無いんだよ」という事を気付かせてくれるまでの描写が、程良いリズムで乱高下するのが面白いです。

仕事に関しても、厳しい現状における措置と人員に対する配慮、新たなプロジェクトの発想や、成功に向けての考え方・進め方。それぞれが、未経験者でもわかりやすい表現で書かれているので、読み進める途中で一時停止する事もないかと思います。

各サブキャラ達のスピンオフとかも期待したくなりますね☆

その他のおすすめレビュー

愛宕平九郎さんの他のおすすめレビュー2,395