幼い心身を父親に傷つけられた半生――――胸を打つ実話がここに。

 性的虐待。言葉にすれば一言ですが、小学生の頃から二十歳に至るまでの長い間、実の父親から受けた行為。
 「愛しているから」という言葉と裏腹の尊厳や心、社会的立場まで踏みにじる、自分の情欲を満たす。
 淡々とした描写ながら、幼いころからの流れを丁寧に描いている。こちらの心も深く抉られるようです。
 過酷な状況を察して、物言わぬ猫が共感してくれるシーンに、少しだけ癒しを感じました。

 サイトの表示画面から跳んで、こちらの作品を読ませていただきました。
 願わくば『私』に安らげる日が来ますように。

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