ノベル界のオンリーワン

「トイレで読む、トイレのためのトイレ小説」?なんじゃそりゃ?トイレの歴史とか起源とか、面白話とかそういうのを語るのか?でもそんなんだと長続きは……47話で9万字近くあるな……そんなに語ることあるのか?

↓読後

これは負けたわ……!トイレを絡めたSF、現代ドラマ、豆知識や「分かるわぁ」と頷けるあるある的な展開。トイレからここまで話を広げることが出来るなんて、小説っていうものの無限の可能性を感じさせるわ……!

これだけではありません。読んでいくたびに感じられる作者の圧倒的力量、短いながらもドラマが詰まった展開は必見です。個人的お気に入りは「もしもトイレが無かったら」と「松茸の露」ですね。特に「もしもトイレが無かったら」。本当にトイレが無かったら、この主人公と同じように思いますよ……カクヨム界隈だけでなく、広い小説界を見渡しても、ここまでトイレに絡んだ小説は無いのではないでしょうか。まさにノベル界のオンリーワンであると言えるでしょう。

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