この作品のいいところを3つ言うぜ!
1.地の文が完成されている。
一人称文章だから主人公の主観で書かれているわけだが、それが何とも小気味よい! いい感じで砕けていて、それでいてイメージが伝わってくる! 理想だ! 一人の書く側の人間として、理想形だ!
2.その場面場面で色んな思いを抱かせてくれる。
悲しみや嬉しさなど、いろんな感情を抱かさせてくれる作品、それを人は名作という! その中でこの作品は、笑いも切なさもときめきも、色んな思いを俺に与えてくれた! つまり! この作品は名作だってことよ!
3.ハッピー、エンド!(マクドナノレドのハッピーセット風に)
この作品を少しでも読んでもらえたら分かると思うが、序盤から中盤にかけてちいと暗い展開が続くことがある! 俺は何度「こりゃあかん」と思った! しかぁし! 安心してほしい! ちゃんと最後はハッピーエンド! 大団円だ! 詳しいことはネタバレだから言えねえが、そこんところは安心してくれ!
以上! 一応3つっていうくくりにしたけどよ、本当はそれ以外もいいところたくさんあるんだ! はまるんだ! だからよぉ、皆も見ようぜ! 一気読みして面白さを駆け抜けるのもいいし、じっくり読んで楽しさをかみしめるのもどっちでもいい、とにかく、皆も読んで楽しもうぜ!
オタクとオタクの抱腹絶倒ラブコメ。
とにかく面白かったです。めちゃくちゃ笑いました。小説でこんなに笑ったのは久しぶりです。
言葉の使い方のセンスが半端ない!好き!
キャラクターの大半がヤベーやつです。けなしてるわけではございません。大変魅力的です。とてもいい人たちです。今まであまり恋愛ものの登場人物として出てこなかったような、癖の強い方々です。最高です。
現在、読み終えてレビューを書きながら、よくこれで胸きゅん恋愛ものとして成立してるな……と、改めて感動しました。尊い。
さらに、ストーリーとしてはとてつもなく綺麗にまとまってたところとか、本当にすごいです。
ただ、この作品の本当にすごいところは、個性的なキャラクターやオタク要素が上手く恋愛的な部分と噛み合ってるところだと思っています。
オタクがただ恋してるだけじゃないんですよ! 相乗効果?みたいなもので何かすごいものが発生している感じです!
彼らが不器用ながらも相手を想う気持ちとか、素敵すぎるんですよね。もうマジで無理。しんどい。最高のカップルだよあんたら。幸せになってくれ(吐血)
最初から最後まで、ジェットコースターに乗ったような感覚で読むことができました。
中盤のすれ違いで上手くいかないシーンでは、メンタルがやられてしまうほどに作品にのめり込みながらも、最高のラストが見れて私は満足です!これで安心して逝けます!ありがとうございました!死因は尊死です!
オタク、それもトーヤはキショヲタ。いかにも二次元の嫁がいればいいって感じの彼ですが、元男装コスプレイヤーの彼女がいます。その元コスプレイヤーの彼女サク殿が、今回のヒロイン。
と、普通こうきたら、サク殿がモテまくって困っている姿に、トーヤが落ち込む……みたいなシチュエーションを想像したのは、わたしだけではないはずです。
逆なのです。
キショヲタの彼氏のほうがモテまくって、ヒロインのサク殿が翻弄されるのです。(まずこの時点で、ツッコみたくなった人は、とりあえず読もう!)
サク殿を応援したり、ときにトーヤの行動を罵ったり(おい)、すれ違いにハラハラしたり、もう二人の恋の行方から目が離せません。
それから、二人の恋だけではありません。
サク殿の上司とワンコ系イケメンの関係や、メイクアップの素敵な描写や、ライバルたちなどなど、二人の周囲からも目が離せません。
ぜひ、ご一読を。
この話は元レイヤーの女性朔と、その彼氏でオタクであるトーヤの物語。ヒーローポジションがオタクと聞くと、残念なイケメンを想像するかもしれません。しかし彼はそんなものではありません。
ふとしたきっかけで、二人が大好きなアニメ『キュンプリ』の登場人物であり朔の神推しキャラ壇上神之臣にそっくりになったトーヤ。ですがそんなイケメンになってなお、彼はキショイ!顔だけイケメンと言うか、顔を含めてもトータルすると間違いなくキショイ!むしろ見た目が良くなった分中身のキショさがより強調された気が……
こんな風に書くと、朔は何故こんなのと付き合っているのか不思議に思うかもしれません。ですが朔のトーヤに対する思いは紛れもなく本物です。どうやったら彼のために綺麗になれるか、培ったメイク術を駆使して頑張ります。そのメイクの描写が非常に力が入っていて、例え魔法を使わなくても人は変身できるんだと思いました。「化粧なんて時間かけても同じ」なんて考えている男性諸君は、そこだけでも目を通すべきです。
オタクのキショメンと、それにゾッコンなヒロイン。なんだかカオスな予感がしたあなた、正解です。正統派ラブストーリーとは一線を画したハイテンションな怪作となっています。
ただのイケメンには飽きた方、是非ご覧ください。
オタク同士の恋愛と聞いて、どういうカップルを想像しますか?
一昔前のオタクのイメージだと、キモくてイタいカップルを想像するのではないでしょうか?だけど今作のヒロイン、朔は違います。その辺の男よりも男前なルックスと性格の持ち主で、人望もある方です。そして相手の男、十哉はというと……まあキショいオタクをイメージしていただければ結構です。
しかし、今作では朔が十哉に惚れ込んでいるから不思議。美女と野獣ならぬ、男前女子とオタク男子の恋愛が描かれるわけですが、彼女らの掛け合いが非常に笑えます。
要所要所にオタク要素が盛り込まれていて、同時になかなか上手くいかない、恋のすれ違いが描かれていて、退屈する暇がありません。
オタクはただのキショい奴と言うイメージが払拭される……かどうかは分かりませんが、キショいだけではなく、たまには笑いと感動も生んでくれるのだと言う事が分かる一作。
ハイテンションなキャラクター達の人間ドラマを、是非ご覧下さい。
ハイテンション、かつコミカルに話が進む本作。
登場人物のセリフや行動だけでなく、心情描写もコミカルでハイテンションに書かれており、読んでいて「退屈」する暇がありません。
かといってストーリーが支離滅裂というわけではなく、話はしっかりと進行してゆき、これからどんな展開があるのだろうと気になるように構成されています。
オタク物というと、良くも悪くも浮世離れしたキャラクターばかりが出てきてはちゃめちゃなイメージがありますが、本作のオタク達は濃いキャラクターでありながら、その奥に潜む人間性が見えてきます。
オタクコメディとドラマ性の融合、ぜひ皆様も体感してみてください!
主人公は女性でありながら男装コスプレイヤー。
彼女は大変ロックな性格でありながら、彼氏はお世辞にも褒めるところの少ない典型的アニオタ男。
この設定ですら既に?が無限に出現しているのに、確かに二人の関係は恋人同士で、どちらかというと彼女のほうがアニオタ男へ向ける愛のほうが深い???
そんな奇天烈なキャラクターが揃っている本作の見どころは、一話目から止まらない爆笑シーンの連続。
アニオタも決して彼女の前でいいカッコになることもなく、作品の終わりまで「サク殿」なんて強烈な呼び方をやめない徹底ぶり!!
しかし、本作はそんなアニオタをディスって笑うような話ではなく、オタクが持つ作品への愛や、コスプレイヤーのメイクをリアル技術で真摯に書き切ってるというんだから、なんとまあ恐ろしいパンドラボックス。
サブキャラも決してサブキャラではない思いや泣かせどころを持っており、決して寝かせてはいけない一級エンターテイメントです。
本当は★50くらい上げたいのですが、キュンプリが実際にアニメ化されていないのと、本作がまだ書籍化されてないので-47点とし、★3です!!!
オタクたるもの、好きな人(三次元)と同じ沼に沈むことができたなら、きっとこれ以上ない素敵ライフが送れるはず。
だけど、恋敵もまた同じ沼の中から現れる?!
このお話は、二次元のヒロインに夢中な彼氏の心を掴もうとする元男装レイヤー女子の、スーパーハイテンションオタクラブコメディです。
すれ違う恋人同士、ライバルの登場と、恋の展開は王道ながらも、他の恋愛作品とは一線を画す見どころ満載!
何と言っても一番の特徴は、怒涛のように展開されるオタクトークの応酬です。
心酔する推しキャラを真似た珍妙な口調、神回を思い返すや瞬時に零れ落ちる涙、互いの熱き想いゆえに白熱する相容れぬ解釈議論……
その可笑しさたるや、読むだけで自然と腹筋が割れるほどです。
さらに「メイクで華麗に変身できる」という、乙女心をくすぐる魔法……ではなく、リアルベースな技術の結晶。
ご自身もメイクの達人である作者さまのとっておきのテクが、ここぞとばかりに活かされています。
毎回笑えて、メイクの参考になり、そしてじれじれキュンとできる、まさに一粒で二度も三度も美味しい作品です。
なお私の推しは、このドタバタ展開の元凶である無自覚地雷男・池崎さん。
カッコいい時とヘタレワンコ時のギャップが酷すぎる(褒め言葉)
ありがとうございますありがとうございます。
毎日の更新、楽しみにしています!!