トイレの永世七冠、雹月あさみ 。
- ★★★ Excellent!!!
「トイレを題材にそんなに何本も短編が書けるわけがないじゃん」
正直に言います。この作品に出会った当初、僕の中のODISANはそう訝しんでおりました。
ところがどっこい(すっとこどっこい)!
「ほろり」から「じわり」から、「くすり」から「ほっこり」から、
はたまた「ぞわり」や「ぐはり」や「びっくり」に「ぐったり」まで。
トイレは感情の宝石箱でした。
トイレは極上の映画館でした。
どれもこれも、作者様の尽きぬアイデアと表現力の賜物です。
僕の中のODISANは、すっかりトイレの虜ですよ。