とんでもないものを読まされた。

二月になった。頭の中を駆け抜ける10万文字。
読み終わった。まだ二月一日だ。
あれ、まだ「連載中」? どうか、続きをください。

この物語の大筋は、大筋どころか九割は、あらすじに書いてある。
どう考えても書き過ぎなんだけど、あらすじどころじゃないんだけど、
履歴書やプロフィールには書けない生臭い何かの方が、
僕らを形成しているしょうもないものの正体なんだよねって気付かせてくれる。

物語の中で、どこかで失くした拓の拓が目覚めた時、
エロスとか愛情だとかを超越した小宇宙<コスモ>に包まれた気がしました。

刹那的で破滅的な、あなたたちの狂騒の続きが知りたい。
そう思わせてくれる物語でした。とんでもないものを読まされた。

その他のおすすめレビュー

五色ヶ原たしぎさんの他のおすすめレビュー330