―あとがき―
正直言い残すことはもうほとんどない。例の樹、[記念樹]は、それから一ヶ月後、自習棟建設を請け負う業者が来たと同時にいつの間にか消えていた。意識的に意識外に追いやっていたわけではないが、つまりは芽が葉になったということなんだろう。
この私小説は卒業とともに生徒会室の棚の奥の方に隠しておくことにする。いつか誰かが見つけたときに、役に立つかもしれないから。
そして、この拙い物語を読んでくれたあなたには感謝します。ありがとうございました。
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この作品はフィクションであり、実在する人物、団体、事件等とは一切関係ありません。
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