マリーの村から始まる異世界設計

タイトルでは『一行で書くのを諦めた』とありますが、実際に読んだところ『マリー』という人物名が出てきた時点で挫折しているような気もします。
現代ファンタジーや現代ドラマならそのままの意味で受け取れる文章も、異世界ファンタジーだと文章に含まれる意味が大きく変化する、ということが、この作品を読めば分かります。

その世界で使用されている単位。世界の成り立ち。マリーとは本当に人間なの? この世界と異世界は全く何の繋がりも本来は無いわけですから、自分たちの常識とかけ離れた世界になっていてもおかしくないのです。
そう考えると、世の中に出回っている異世界ファンタジー作品って全部展開の都合が良すぎると思えてきます。なぜ全くの別世界に、地球と同じく植物や馬や魚が存在しているのでしょう。

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