作者より一回りは上の世代です。RPGの意味は分かりますが、ゲームでは一度も体験した事がありません。
それでも、ファンタジー物か流行る理由は理解できる。但し、同類の作品を読み漁る読者の心境は分からない。好きなロボットアニメなら、微妙に設定を違えただけで、新鮮な興味を抱ける。私はそんな人間です。まぁ、趣味の領域が微妙にズレているだけで、同じ穴の狢なんですな。
だから、テンプレ挑戦談には関心を持ちました。どんな人種が書いているんだろう?
やっぱり七転八倒されてるんですね。同じ人間だと安心しました。
本作品は五万と犇く非プロ作家による等身大の奮闘記です。面白いです。
追伸)
近況ノート拝見しました。
陰ながら応援しております。
『なろう』や『カクヨム』のランキングで上位に入る作品に付き纏う存在、『テンプレ』。
これは、そのテンプレを取り込むため、この作者さんが試行錯誤する様子を描いたエッセイ的創作論だ。
さあ、テンプレを書いてみよう!
ゲームみたいな世界で生きていくぞ!
ヒロインは美少女、それも沢山いる!
主人公を馬鹿にしてきた連中には必殺技の「ザマァ」を放つ!
これでどうだ!
しかし、それを書くのは簡単ではない。
世界観をどう説明するか?
ヒロインのキャラは薄くない?
「ザマァ」を放つ方向を間違えたかな?
これは『テンプレ』という存在を手に入れるための奮闘ドキュメントなのである。