クリスマス

クリスマスに女の子と遊ぶと言ったら、涙目の母親に五千円札を押し付けられた。ポケットにお札を突っ込んで夜の街を歩く。いつもの彼女を指名して、ソファーに座った。俺の前に座った困り顔の彼女が、さらに怪訝な顔つきになる。何してんだろう、俺。周りの客のことも気にせず、大声で泣き続けていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る