授業
現代文の時間。睡魔に殺されて、寄る辺を失った魂が天高く昇っていく。烏と一緒に見た地表は黒板のようだった。さらに高度を上げる。突如、視界が白に染まった。ははあ、これはチョークだな、と咳き込んでいると浮遊感が消えた。海に落ちる。沈んでいく。暗いくらいうみの底へ。ゆっくり、ゆっくりと。
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