会社をさぼって猫になってみた。陽だまりの寝巻きの山のてっぺんで丸まってみる。暖かい。ぼーっと窓の外を眺めていると、公園のベンチでOLが肩を丸めてお弁当を食べていた。君も猫になればいいよ。彼女が急に天を仰いだかと思うと、ぽんっと三毛猫になった。それでいいのだ。大きく伸びを一つした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

指編小説 細葉 砂 @felvi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ