相棒

異形の者たちの鳴き声が消え失せて、二人分の荒い息づかいが広い洞窟に吸い込まれていく。「終わったみたいだな」背後に声をかけると、糸が切れたように地べたに座り込む音がした。剣を仕舞って腰を下ろすと、鎧越しに確かな重みを感じる。自分の鼓動が大きく聞こえるのは激しい運動をしたからだろう。

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